エピソードオブユー 5 《ハイキュー》

304 ページ35

ーエピソード 304



your side.*･ﾟ





及川｢この及川さん突き飛ばすとは
いい度胸してるね！ってもうAちゃん
違う人に取られてるしー！｣




岩泉｢ざまあねえな｣




及川｢キミら、どこの高校のヤツらさ｣




突き飛ばされた及川さんは頭にタンコブを作り
木兎さんや黒尾さん達に詰め寄っている



澤村｢また、めんどくさいの来た！！！｣



菅原先輩が、中間に入りお互いバレー部だと伝える
すると、東京の高校名を聞いた及川さんは
あー、知ってる、と返す



木兎｢なぁ、コイツ知ってる？｣


赤葦｢月バリで前1回だけ見た事ありますよ｣


黒尾｢全然知らん｣


リエーフ｢誰すか？有名なんスか？｣


研磨｢翔陽が大王様って言ってた｣


岩泉｢俺も知らん｣


グサグサと刺さる言葉を及川さん目の前で放つ
宮城では有名だけど東京までとなると
さすがにまだ名は届いてないのだろう





及川｢くァァ…！なんなのキミたち！？
て、岩ちゃんは傷つく嘘つかないで！｣




木兎｢なぁ大王様ってかっけえなぁー！
今度バレーしようぜー！！｣




誰にでもフレンドリーで尊敬してしまう




研磨｢A、その格好似合ってるね、可愛い｣




騒がしい人達よ横目にサラッと褒めてくれる
研磨くんにありがとうと微笑み、何か注文するか
聞くと、アップルパイを頼んだ



及川｢ちょっとそこー！！
サラッとAちゃん口説いてんじゃないよ！！｣



黒尾｢んで、チャラ男くんはAのナンデスカ｣




そう問われた及川さんは、Aちゃんの王子様
とキラキラした笑顔で言う



及川｢だから、下衆の猫と梟と烏は近寄らないでねー｣



その瞬間一気に空気が及川さんを敵視する風に変わる
目が怖い…





影山｢及川さんこそ、
相手ならそこら中に転がってるじゃないっすか｣


リエーフ｢Aは俺のッスよ！！！｣



木兎｢ヘイヘイ！！及川くん！バレーで勝負だ！｣



赤葦｢ここでバレーは教室壊れます｣



黒尾｢殺れ、木兎！！うるせえチャラ男をぶっ叩け！｣


研磨｢うるさい…｣



『ちょっと…！勝手に話が凄いことに』



月島｢なにこの騒ぎ……｣




旭｢まさに無法地帯…｣






旭さんの言う通り無法地帯のようになった教室
誰にも止められなさそうになった時
救世主は現れる




及川｢やってみなよ！バーカバーカ！



っ…イッタァ！！！｣





岩泉｢くそ川！！
次、野球部の公開試合の時間だ！いくぞ！｣




うるさい及川さんにゲンコツを食らわし
引きずって連れていった

305→←303

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す