エピソードオブユー 5 《ハイキュー》

229 文化祭 ページ30

ーエピソード 299 文化祭直前ー



your side.*･ﾟ




_______________翌朝 8：00





いつもより早めに学校へ着いても
既にいっぱいの人が文化祭直前の準備で忙しそうだ



各教室には看板や、風船などが飾られていて
いつもの雰囲気とは打って変わってワクワクしてくる



教室へ着くとすぐにれなとメイクをして、
お互い髪の毛を巻き、ハーフアップにする

衣装もれなとセットのような感じだから
合わせたら可愛いと思い事前から話し合っていたのだ
藍色の長い髪の毛によく似合う黒色のデビルの衣装


一緒にきて、接客するのも凄く楽しみ





れな｢よし、ばっちり可愛い！｣



鏡を見て、自分の顔をチェックしパチンっと頬を叩き
気合を入れている。こういう自信たっぷりの
れなも大好き



『文化祭オープニングでダンス部踊るんだよね？』



れな｢うん！あと30分後とかドキドキしちゃう！｣





時計を見ればもう8：30




リハーサルがあると言い、
ダンス部の集まりへ走っていった
頑張ってね、というと任せて！と
いつもより可愛らしい笑みを浮かべていた


れなのダンス見るの久しぶりだな、凄い楽しみ



ピロンっ



教室へ戻ろうとした時スマホの通知がなる




木兎さんからで、もう仙台駅に着いたようだ
それなら、オープニングにも間に合う



待ってます！と返事をしてスマホをしまい
トイレから出ると、日向くんの姿が見えた




『日向くん、おはよう！』




日向｢お、A！おはよー！
文化祭楽しみだな！4組は何やんの？｣




『ハロウィンカフェみたいなのみんな仮装するの』




声をかけるといつも通り元気いっぱいな日向くん
仮装という言葉にへんな顔をする




日向｢あの月島もか？｣




その言葉を聞いてぷッと吹き出してしまう
どうやらいつもあんな感じの月島くんが
仮装するなんて考えられないようだ




『“あの”月島くんもだよ！！』




日向｢“あの”月島が、お化けなんか仮装したら
殺されそう…！いやでも、影山の方が怖いか…！｣




あの、を強調してお互い話していると
日向くんの顔が一気に凍りつく
目には光が全く見えなくなった




『日向くん？』




｢“アノ”月島ですけどー。どうもーー。｣



山口｢2人とも…おはよ…｣




あ、ご本人登場ですか
そりゃ悟ります。



日向｢あ…えっと…じゃっまたっっっ！｣



コソコソと逃げるように走っていく日向くん
ずるい！私1人取り残されて
これから炙られるのですか




逃げ場のない私はその後、オープニング会場まで
詳しく聞かせなよ、と迫られていた

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