僕の家族《西侍 赤》

Side母 ページ41

雑魚寝をしたけど、なかなか寝付けない。

大毅は私のお腹の上でグズグズ。

『流星は寝付くの早いなぁ、』

「……寝たの？」

『爆睡。笑』

流星は小さい頃からほんとによく寝た。

食事より睡眠、寝てるの起こしたらグズグズでご飯も食べてくれないぐらい。笑

流星が寝てからぱぱも寝ちゃって、私と望だけ。

桃「寝れへん、笑」

「寝れないね、」

大毅をとんとんしながら小声で望と話す。

桃「……なぁ、俺生まれた時嬉しかった？」

「めっちゃ嬉しかったよ。正直、のんが最後だと思ってた。」

桃「そうなん？」

「体力的にね、笑 でも、みんな大きくなって手もかからなくなって、寂しくて…そんな話をパパとしてたら大毅うまれたの。笑」

赤「ｸﾞｽﾞｯ…ん、…泣」

ちょっとうるさかったのか、もぞもぞとしだした。

「ごめんね、大丈夫だよ。」

背中を擦りながら寝るように言うと、スースーと指を咥えて寝ちゃった。

「………大毅はちょっと甘えん坊過ぎるかな」

桃「かわええやん。笑」

「流星もこんなんだったんだよ。体弱くて。でも、高校生であんな荒れちゃったでしょ？大毅もそうなっちゃったらどうしよう、」

流星さん、私と同じ道を行っちゃったんだよ。

大変やったんやから、今も壁には流星が蹴って開けた穴もあるし、笑

桃「流星が甘えたさんとかめっちゃいがい、笑」

「でしょ？笑 望が生まれてからも赤ちゃん返り凄かったんよ。」

桃「流星がー、」

「うん。笑 ほら、望、目とろんとろん。眠たいんでしょ？寝な？」

桃「ん……」

目を瞑るように誘導して、頭を撫でる。

「おやすみ。」

桃「ん、…」

私も寝ないと、

明日は流星の喘息の検診と、望の再カウンセリング。大毅の定期検診。

あぁー、大変な１日になりそう…

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