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続き ページ28

ナ「4つの貴族のどれにも所属せず…。
過酷な北の大地に小さな街をつくり暮らしていると聞きます。
それにその街には若い女性しかいないという噂もあります。」


厶「男の人がいないんですか?」


ナ「はい。そうらしいですよ。
これもあくまで噂ですがね。」


両方の性がいなければ、人はいなくなるばかりだと思うが
街に一人も男性がいないだなんてことあるのだろうか。

Aの世界での常識がここでは通じないということを改めて感じさせられた。





まぁ7才はそこまで考えていないが…。


ただ、大人の中でも女性が怖いAにとって、
あまり行きたくない場所ではある。

本人は"女性が怖い"というのをあまり自覚していないらしく
ふしぎなところだな、としか考えていなかった。



厶「な、なんだか神秘的な方々ですね。」


ア「神秘的っすかね?
オレは不気味だと思うっすけど。」


ナ「まぁ、受け取り方は人それぞれですね。
さぁ、それより皆さん、先を急ぎますよ。」





ザワ…ザワ…





街の人々「ねぇ、見て…。屋敷の執事たちよ…。」


街の人々「おいおい。あまりジロジロ見ると呪われちまうぞ。」


街の人々「悪魔執事め…。ノコノコと街中を歩きよって…。」



コソ…コソ…



嫌な声が聞こえる。




厶「ん?なんでしょう?
何か視線を感じますね。」




Aには聞こえていた。


最初はなんの事か分からなかったが、
途中で出てきた"悪魔執事"の言葉で自分たちのことを言っていることがわかった。

それと同時に…。

自分と居るから彼らも悪く言われているのではないか、と
酷く不安になり、思わず耳を塞いだ。

第10話 冷たい軽蔑→←続き



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あおのといろ(プロフ) - ふゆきちゃんさん» ありがとうございます!そう言っていただけるととても嬉しいです!そろそろ執事達の様子を…と思っています。更新頑張ります! (5月29日 1時) (レス) id: 7da82db022 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆきちゃん - 更新待ってましたー!!早く髪のことを知った執事の反応が知りたいですねぇ|´-`)チラッ 次の更新も楽しみにしてます! (5月24日 10時) (レス) id: 1aeac9f7d9 (このIDを非表示/違反報告)
あおのといろ(プロフ) - ふゆきちゃんさん» コメントありがとうございます!楽しみにしていただけて嬉しいです。更新頑張りますね! (2023年2月6日 9時) (レス) id: 7da82db022 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆきちゃん - 更新ありがとうございます!!夢主ちゃんの髪のこととか、執事がどう思うのか楽しみです!!次の更新も待ってます!! (2023年2月5日 12時) (レス) id: d037446acf (このIDを非表示/違反報告)
あおのといろ(プロフ) - シグレさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けると有り難いです。頑張りますのでこれからもよろしくお願いいたします! (2023年2月4日 20時) (レス) id: 7da82db022 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あおのといろ | 作成日時:2022年4月21日 22時

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