続き ページ20
ア「主様、見てください!
向こうに黄色い薔薇が咲いてるっすよ！
野生の薔薇にしては綺麗に咲いてるっすね〜。」
厶「アモンさん、あの花は食べれるんですか？」
ア「何言ってんすか？ムー。
薔薇が食べられるわけないじゃないっすか…。」
厶「そうなんですね…残念です…。」ｼｭﾝ
逆にあのフォルムで何故食べれると思ったのだろう。
ムーはアモンの言葉にしょんぼりしている。
ナ「フフフ、確かに綺麗な薔薇ですね。」
『ｺｸｺｸ』
ナ「野生の大地に根付き、人の手を借りず。
あんなに綺麗な花を咲かせるなんて…。」
『…？』
ナ「なんと力強く、そして気高い花たちなんでしょう。」
『？』
ナ「きっとあの花たちは…。
幾多の困難に耐えて、美しい花を咲かせたに違いありません。」
·
·
·
『？』
厶「な、なんかとてもロマンチックですね。」
Aも始めは うんうん と頷いていたものの、
だんだん言い回しが難しくなってきたところでハテナだらけになり、
この人は何を言っているのだろう、という顔で見つめていた。
ア「あぁ〜。またいつものナック節が始まったっすね。」
『ナック節…？』
ナックの“これ“は、特に主様の前だからというわけではないようだ。
ア「あまり気にしなくていいっすよ、主様。
ナックさんは、ちょっと独特な感性の持ち主なんで…。」
厶「変わった人なんですね。」
ナ「私が変わった人ですか？
うーん…少し人より几帳面だとは思いますが…。」
自覚はないらしい。
まぁそもそも今のところ個性の無い人はそうそういなかったが…。
個性派揃いのあの屋敷でもかなりな方ではないだろうか。
ナ「まぁでも…。
人は皆違うもの…。皆違って皆良い。
私はそう思いますけどね。」
『…みんなちがって、みんないい。』
______そう言っていた先生も、ほかの大人もわたしをきらった。
Aは自分の世界の大人を思い出した。
_______みんなとちがうわたしを、ママとパパもいやがった。
Aの手にぎゅっと力が入る。
それに気づいたナックが心配そうな目で彼女を見る。
ナ「主様…？」
『…なぁに？』
__________この人も"あれ"を知ったら…わたしをきらうかな。
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あおのといろ(プロフ) - ふゆきちゃんさん» ありがとうございます！そう言っていただけるととても嬉しいです！そろそろ執事達の様子を…と思っています。更新頑張ります！ (5月29日 1時) (
レス) id: 7da82db022 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆきちゃん - 更新待ってましたー！！早く髪のことを知った執事の反応が知りたいですねぇ|´-`)ﾁﾗｯ 次の更新も楽しみにしてます！ (5月24日 10時) (レス) id: 1aeac9f7d9 (このIDを非表示/違反報告)
あおのといろ(プロフ) - ふゆきちゃんさん» コメントありがとうございます！楽しみにしていただけて嬉しいです。更新頑張りますね！ (2023年2月6日 9時) (レス) id: 7da82db022 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆきちゃん - 更新ありがとうございます！！夢主ちゃんの髪のこととか、執事がどう思うのか楽しみです！！次の更新も待ってます！！ (2023年2月5日 12時) (レス) id: d037446acf (このIDを非表示/違反報告)
あおのといろ(プロフ) - シグレさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると有り難いです。頑張りますのでこれからもよろしくお願いいたします! (2023年2月4日 20時) (レス) id: 7da82db022 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおのといろ | 作成日時：2022年4月21日 22時
