主役はかわった。2「ＹＯＩ」(オチはヴィクトルかユリオか勇利）

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、




＿＿＿＿＿



＿





あ「ほら、勇利さん戻ってきたよ」





少しだけ行われる練習時間が終わり



勇利さんが戻ってきたのだが……






勇「……」




あからさまに緊張しております。





あ「……ヴィクトル。」





ヴィ「分かってるよ……勇利。


後ろ向いて」







勇「えっ、ふたりして何？」






ヴィ「いいから後ろっ」





勇「こ、こう？」




不審に思いながらも向いてくれた勇利さん。




そして＿＿







((ぎゅっ






勇「わっ」





勇利さんを抱きしめるヴィクトル。




その瞬間に
カメラマンのシャッター音がやけに響いた









ヴィ「……全力で俺を誘惑しろ

俺を魅了する演技ができれば
ここにいる全員が勇利に夢中になる。

いつも練習で言ってるだろ？」





勇「は、はいっ」








あ「……」





少しだけ……
緊張がほぐれた勇利さんをみて安心した







あ「…大丈夫ですよ勇利さん


私の直伝のEros……ぶちかましてきてください」






ヴィクトルと離れて真正面で向き合う


私と勇利さん。




そんな勇利さんの子を握って言った。









勇「……ありがとう…A

いってくる」








あ「いってらっしゃい」





＿＿＿＿＿



＿







リンク場に響き渡る歓声。





その真ん中で
息切れしながら頬を赤くしてる勇利さん。





勇利さんの演技が終わって、



勇利さんがこっちに戻ってきた。








あ「……」



なんだこの違和感は……






確かに、素晴らしいErosだったけど…




多分＿＿








ヴィ「前半はすごく良かったけど
後半、ジャンプに気持ちがいきすぎて
演技がおろそかにやってたよね？((勇「はい」
あぁいうの好きじゃないなぁっ俺」





あ「…」




全部ヴィクトルに言われてしまった。




でも…





あ「点は……行くと思うよ？」





そう私が言った時だった。









【1番。勝生勇利さんの得点、

94.36。現在の順位は1位です】





リンク場に響くアナウンス。







あ「これって……」







ミ「パーソナルベスト10点近くも更新した！！」






どこからかミナコ先生の声も聞こえた









諸『これは公式記録にはなりませんが、
世界歴代TOP10にはいる高得点です！！』








あ「……」








ジャンプをミスっても、



パーソナルベスト出しちゃうって……







なら、




ジャンプノーミスでいったら得点…





どうなるのかな

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