主役はかわった。2「ＹＯＩ」(オチはヴィクトルかユリオか勇利）

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、


＿＿＿＿



＿






勇「ミナコ先生たち、
バーでチェレスティーノ達と飲んでるみたい」






と言いながらスマホを操作してる勇利さん。







ヴィ「わぉ……近づかない方がいいね








ところで………




話って？勇利」







あ「……」





そう、いまから本題。







夜のホテル。いきなり


勇利さんに話があるとヴィクトルと共に呼ばれた




明日の演技構成についての相談かなって思った









……まぁ、丁度３人集まったから



引退するってことを伝えるにはいい機会だな






そんなこと思っていた時だ









、









勇「ファイナルで……終わりにしよう」





あ「！？」



ヴィ「え？」




それは唐突で私とヴィクトルの表情を変えさせた






しかしそれをお構い無しで勇利さんは続ける







勇「ヴィクトルは、
もう十分僕のためにやってくれたよ
おかげで僕のラストシーズン、全力で挑めた
今までありがとう、ヴィクトル。

コーチ、お疲れ様でした




Aも……連れ戻してから、
よくここまで来てくれてありがとう」





頭を下げる勇利さん。








あ「っ…………」









私も、言わなきゃ




ここで言わなきゃ、いう機会を逃して


明日本番前にいうことになっちゃう


そんなこと……ヴィクトルと勇利さんを

混乱させるだけ…





言わなきゃ、ならない……っ








あ「……私も」





勇「A？」




こんな中、言うのは嫌だけど




……勇利さんも私と同じことを感じたから、




自分が競技者としてのヴィクトルを殺してるって




同じなの、








あ「……私も、引退する」



そう私が言うと今度は勇利さんの表情が変わった





ヴィ「……」




勇「なっ、でもAはまだ若いしこれから先…」





あ「1度は引退したようなもんです…



それに……勇利さんと思ったことは同じです
分かるはずじゃないですか……っ」




勇「……」




あ「……」




沈黙が走った。



ヴィクトルは何も言わない




ふと、視線を移してみれば……






あ「！！！！」



勇「ヴィクトル……？」





そこには……







ヴィ「あーぁ……
2人がそんな自分勝手の人間だとは思わなかった。」


と泣いてるヴィクトル。




勇「はい…
自分勝手に決めました。……引退します」




勇「……」





ヴィ「何やってるの勇利。｣




勇利さんがヴィクトルの前髪を
上げればポロポロと涙流すヴィクトル

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