主役はかわった。「ＹＯＩ」(オチはヴィクトルかユリオか勇利）

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、






その日から結構な日にちがたった。









あ「…」







メモに買い出しのものをひたすら書いてく。






…思い出したけど、よく買い忘れ多かったな…私




今はしないけど。









、









今の生活が、毎日が私にとっては



とても、新鮮だ。








前なんて、


ミナコ先生と男子フリーをみて


2人で目を奪われていたものだ。







あ「…」












ミナコ先生や、ゆーとぴあ かつきの人たちは


私に対して何も聞かない。




なんで、ここ。長谷津に来たのかとか、


なんで、滑らなくなったのか。









…あんなに期待されてて、「日本の英雄」なんて



言われてた時期に突然やめたんだもん


普通なら聞いてくるはずなのに




多分、気遣って聞かないでくれていると思う。






あ「よしっと……」






ボールペンをおいて台所に向かった。






＿＿＿



＿








あ「實子さーんっっ！！




……ってあれ、……なにやってるんですか？」






声をかけてから


買出しに向かおうとしたが




私が見たのは

るんるんでカツ丼を作ってる實子さん





…あんなルンルンでカツ丼つくってるって…



なにかあったのかな







あ「今日……なにかあるんですか？」




そういい、作っている實子さんのを覗く。




すると……









實「今日は勇利が帰ってくるのよっ！！」





と満面の笑みです。實子さん。









あ「あーっ、日本の…

男子のスケーターの勝生勇利…



たしか、何年かぶり？に

帰ってくるんでしたって？」







ミナコ先生達が
よく応援してた光景を何回も見てる。









實「そうそうっ


Aちゃんはまだあった事なか？」








あ「会ったことはありますけど…
そうですね……日本の空港で
すれ違っただけですね、





あ、でもほんっのすこし、話しました









まぁ、とにかくっ！








、









その勝生勇利さんのためにも

私、買い出しに行ってきますねっ」







實「よろしくねーっ」









＿＿＿＿




＿＿








あ「……」






勝生……勇利…ね





脳裏に浮かぶのは、


空港であった時の勇利さんの表情。









もう会ったのは何年か前だし、



向こうは私のこと覚えてないかもしれないけどさ




私はちゃんと、覚えてるなぁ







なつかし……








あ「………はやく済ませちゃおっと」









会うのが楽しみだ

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