。終止符を打って24日目 。 ページ24
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「にしてもすごい数の結界だね〜」
六眼のおかげで緻密で大量の結界も難なく通れた。
肉眼では見えない結界か……
六眼がなかったら大量の結界にも気づかず
触れて1発で終わりだったね〜
なんて思いながら、結界に触れないようひたすら階段を降りる。
「……」
足取りも段々早くなるのが自分でも分かった。
まるでAに近づいてってる気がして嬉しいからだ
会える、やっと会える……
ここまでこれた悠仁達にも、硝子にも、みんなに……
感謝しないとなぁ
そう思いながら階段を降りれば、あっという間に
13階と書いてある所まで来た。
……が。
、
「参ったね〜ここで詰むなんて」
僕の目の前には厳重にロックされているであろう扉。
ただたんに鍵がついてるだけじゃない。
術式も組み込まれてる厄介なものだ
やっぱり最下層ともなれば保管してる物のレベルも違う。
……そりゃ厳重にするよね。
甘く見すぎてたかな?
、
「さてと……」
どうしたものか。
と、悩む素振りを出すものの、
僕の中ではひとつしか答えが出ていなかった。
もうすぐAを救えるかもしれないってところで引き下がるつもりもない。
なにより……今引き下がったとして…
今後リベンジしようと思っても、13階の扉を開けるのは不可能だろう。
何故ならそう。上の連中が僕に鍵を渡すとでも?
「……」
ここを開ける方法を1つしかない。
、
「ごめんね、3人とも。
_______僕のせいにしてくれていいから」
そう言い、術式を使い扉を破壊した。
_______
____
虎杖side
「!!!」
敷地内に突如鳴り響く警報音。
「侵入者か!?」
「そうに決まってる!!いつ入られたんだ?」
あー…五条先生?
もしかしてなにかやらかしちゃった?
「どうすんのよ虎杖!!!絶対先生ヘマしたわよ!」
小声で耳打ちする釘崎。
「とりあえず、五条先生に言われた通りこの場から離れよう!」
運良く、この警備員2人は俺たちのことを疑ってない。
五条先生に言われた通りにしよう
「俺たち〜そろそろ行きますね!」
「忙しいところありがとうございました〜!」
気配を消すようにのそのそ歩いていった。
しかし
「一旦裏のやつとも合流して保管庫内に_____」
「「!!!!!」」
気づけば警備員2人の前に立っていた。
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saachan(プロフ) - 最高でした。物語の内容から秘密が解ける所も考えられていて、感動でした! (9月25日 6時) (レス) id: 19e4ed7fb5 (このIDを非表示/違反報告)
Kさん - あ“あ”アアアアアアア“ しにやしたわ (8月21日 15時) (レス) @page50 id: 00641871ce (このIDを非表示/違反報告)
抹茶ラテ - あ”ー涙が止まらない”ぃーーーーー (6月1日 21時) (レス) @page50 id: 5f87212f07 (このIDを非表示/違反報告)
由衣(プロフ) - 天才だと思います。考え抜かれたストーリー、緻密な伏線、原作に忠実な登場人物の仕草や口調、そのどれもが高密度で滑らかに仕上がっていて素晴らしい物語だと思いました。一生忘れたくない物語に出会えたこと感謝します。 (2023年1月10日 22時) (レス) @page50 id: e683fae7d7 (このIDを非表示/違反報告)
西(プロフ) - 読む手が止まらなくて気づいたら朝になってました…!すごく良かったです! (2023年1月9日 5時) (レス) id: 3fb130f810 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2022年10月28日 17時