我慢しすぎた。「青葉城西」

。我慢22 。 ページ26

、



目の前には体育館の扉。




、




あぁ、どうしよう。


嬉しすぎて頭どうにかなっちゃいそうです。






、






や、やっと……





あ「ついた……」






手のひらを見てみればカゴを持っていた

部分に跡がついていた




そしてヒリヒリして痛いです




いつも、やっているとはいえ



流石に量が多かったし、なによりカゴ2個持ち。




肩が痛いし、腰痛いし、手のひら痛いし…




もうやりたくないって思う







………けど






、






体育館外からでも聞こえる、




バレーボールの音と掛け声。







これを聞くと



みんなも頑張ってるんだから

私も頑張らなきゃだって、





毎回思う。……だから、





、





、






どれほど愚痴が出ても体が痛くても頑張れる。









あ「…入るか……」




痛む体でカゴを持ち、体育館の中に入った。






、






、






、







、







……その瞬間だった





、






、





、





、



黒「おバカさん。」



あ「え…」








体育館に入った途端。







黒尾さんがいて、突然「おバカさん」と言われた






、

……なんでおバカさん？なんかした？






てか唐突すぎてるって





、



あ「…なんかしました？私…」








((ヒョイっ





あ「ぁ……」





私の聞いた質問は華麗にスルーされ




持っていたカゴを取られてしまった。





そして




、





、




、





、





、






黒「これからスポドリ作りいく時、

音駒、梟谷から誰でもいいから呼べよ？



…こんな重たいもん…一人で全部やろうとするな


＿＿無茶するな」




あ「っ……」




そういい、黒尾さんはカゴを置き



私の手を取り、手のひらをじっと見つめる。




手を広げるたび、痛むのがわかった。






あ「あの、慣れてるので大丈夫ですよ？

…すぐ、治ります」




豆なんて、できてなんぼのもの。






、





黒「あーぁ、やっぱな

赤くなって豆できてるじゃねぇか。





、





、





、





、



＿＿＿＿＿結構前からある豆あるし＿」







あ「！！！！！」





黒尾さんから手を離し、


サッと見えないようにした。





黒「……？？？」



あ｢…」






結構前からある豆は……

青城でのマネ仕事で付いたものだと思う。




毎日毎日、重たいものを持ってるから…




ついちゃったんだ



あんま変に思われたくないから

とっさで隠しちゃった

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