【呪術廻戦】我慢を繰り返しても

。繰り返して5回目 。 ページ7

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「……」



今日も監督補佐として悠仁くんたちと行動してるのだが……



「望未さんが大事にしてた髪留め。
Aさんが壊したの？」


明らかに敵意むき出しの野薔薇ちゃん。

いや、野薔薇ちゃんだけじゃなくって悠仁くん達もか。



「どうしてですか？」



「今朝！！望未さんが泣きながら教室に入ってきたのよ！
Aさんに目の前で髪留め壊されたって！」



「……はぁ、」


どうせ自分で壊したんだろうね、

……なんだが想像できる光景。そんなことするわけないのに



「私がそんなことする人間に見えますか？」


「じゃあ否定ぐらいしてくださいよ、」



確かに悠仁くんの言う通りね

でも私が否定したこと……望未さんの耳にでも入ったら

私はまた暴力を振るわれる。



「貴方たちの目には…私がそんな人間に見えるものなんですね」



「貴方が何も言わないからですよ」




「！！！」


伏黒くんまで……






「無駄口叩いてる暇があるのなら
今回の任務の内容を確認しておいて下さい」


これ以上会話をしないようにそう言った。



車のハンドルを握る手に思わずグッと、力が入る。







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……望未さんが…髪留めを……ね、


こんなこと今まで1度もなかった。

ループを繰り返す中である程度前のループの時と

違った場面はいくつかあったけど


望未さんがここまで私を悪役にさせようとする事なんて。


「……」


だからって言うのもあるけど、悠仁くん達の態度がきつい。


でも……みんなは望未さんのこと慕ってるから仕方がない。



それを否定しようとも思わない




「…」



胸が、チクリと、傷んだ。




＿＿＿＿＿＿＿＿＿


＿＿＿＿







「そろそろかな……？」


帳を降ろして30分ぐらい経った。


確か前のループではそんぐらいの時間で終わってたはず……


なんて思いながら車にもたれ掛かりながら待っていた



……が、




「……遅い…」


そんなに手のかかる呪霊じゃなかったはず…


何かあったの…？


そう思ったら居てもたってもいられなくて、



自分で降ろした帳を通り、神社の中へと足を踏み込んだ。




「みんな……っ」


体力もない私だけど必死に階段を上がれば＿＿＿






「野薔薇！！！！虎杖！！！！起きろッ！！！」



2人を庇いながら戦う伏黒くんの姿。





こんなの……今まで1度もなかったのに…！




神社の社で倒れてる野薔薇ちゃんと悠仁くんのところに駆け寄り



「2人とも、起きて！！」

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