。繰り返して39回目 。 ページ41
今日が高専最後の日だったはず。
勿論僕に会いになんて来なかったけどさ……
「……」
指輪を手に取れば、嬉しそうに指輪を眺めてたAが思い出される。
僕はAのことを悪く言う望未が嫌いだ。
でもAは僕のことを嫌ってても婚約者としていたんだ。
……同じように耐えれるよ。
、
_____あぁ、
_____悪いけどA。
君がどれだけ僕を嫌ってようが……諦めるつもりなんてない。
硝子の言ってた通り、僕は重いみたいだ
こんな終わり方で満足すると思わないで欲しい。
欲しいものは手に入れるし、奪うのが僕だ。
「……参ったね」
どうしようもないくらい、君のことが好きらしい。
そう思った直後だった。
スマホが鳴り、画面に表示された相手は伊地知。
通話を押して
「なに?今傷心中なんだけど」
と、指輪を見つめながら言えば……
『望未さんの引率する任務で何かあったようで……!
加えて高専外で呪霊が大量に出現。櫻田家の方々や2年生、七海さんたちが応戦しています』
通話越しに聞こえる爆発音。
……ただ事じゃないみたいだね
「わかった。今すぐ向かう」
指輪をYシャツの胸ポケットにしまい、上着を羽織った。
______
__
Aside
「っ、早く、早く…!!」
あのツギハギ男に連れてこられたのは山の麓だった。
_____
【花御と夏油の呪霊だけじゃ少しきついみたいだね…
上まで連れてきたかったけど、ここまでみたいだ】
_____
そう言われ降ろされた。
この山の麓…確か…
伏黒くんたちとの任務で来た神社が上にあるはず。
でも社は壊れたし立ち入り禁止になってたんじゃ…
それに、ここにいる呪霊は祓ったんだから
任務で来る必要だってないはず。
どうして______
「ッ……」
咄嗟に出てきたから、もちろん裸足だ。
木なり、石が足を傷つけようが血が出ようが走った。
そして、上から聞こえた衝撃音に心臓が早まる。
「はぁ、ッはぁ……!!!」
息が苦しい、それでも走ってやっと神社のまでたどり着いた。
そんな私を待っていたのは_____
、
、
「_______あぁ、遅かったね。」
そう笑う夏油傑と
「……みんな、……ッ!!!」
地面に倒れる野薔薇ちゃんと悠仁くん。
そして頭から血を流しながら膝を着く伏黒くんだった
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アキ(プロフ) - 黒姫ユキナさんの作品どれも泣いてしまう作品ばかりでほんとに読んでて切ない、😭💕 (2022年10月28日 20時) (レス) @page21 id: 011262e667 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - ドキドキとハラハラが止まりません…‼︎更新いつも楽しみにしています! (2022年10月27日 20時) (レス) @page44 id: ab187a6c5b (このIDを非表示/違反報告)
ラグすぎるって - 応援してます! (2022年10月27日 19時) (レス) id: 62ead42611 (このIDを非表示/違反報告)
ラグすぎるって - 夢主ちゃんが幸せになりますように! とても素敵作品で続きがとても気になってハラハラドキドキしてます! 更新頑張ってください!! (2022年10月27日 19時) (レス) @page44 id: 62ead42611 (このIDを非表示/違反報告)
︎︎ラムネ - 毎日読ませて頂いてます 🙏🏻 とても素敵な作品ありがとうございます 。 (2022年10月27日 6時) (レス) @page37 id: a6303a4f88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2022年10月21日 20時