。繰り返して38回目 。 ページ40
'
「……」
「いやぁ〜それにしても
夏油ったら人使い荒くって困っちゃうよ」
「!!!」
……まって…
「夏油傑を知ってるの…?」
そう私が聞けば
「まあね。僕が今ここにいるのも夏油の指示だし。」
「……」
分からない、状況が呑み込めない。
どうして夏油傑の仲間が……
こんなこと今までのループの中で1度もなかった。
今回のループは…全く違う……
頭を悩ませる私に男は近づいた。
そして……
「僕が君の大切なお仲間のところに連れてってあげる。
……どう?一緒に来ない?」
と、手を差し伸べてきたのだ。
「……大切なお仲間…それって…」
「虎杖悠仁含む3人のことだよ」
「やっぱり…!貴方たちは何が目的なの…ッ」
「ん〜俺はそこら辺興味ないからね〜夏油と話したら?」
「っ……」
ヘラヘラと笑い余裕のある男に怒りが募る。
「取って食ったりしないさ。
夏油に、丁重に扱えって言われてるんだからさ」
「だからって行くわけ_____」
「____無事かなぁ。あの3人……」
「……」
そうだ…こんな事で時間を無駄にしてる場合じゃない
、
「……連れてって」
たとえ相手が敵だろうと、今の私はこの人の力を借りないと悠仁くん達の元にすら行けないんだ。
「ははっ、夏油が気に入る訳だよ。
_____そうと決まったら行こっか。」
「ぁ、えっ」
そのまま担がれた。
「じゃ、暴れないでね。」
____
____
五条side
上から望未との婚約を命じられた。
馬鹿ばっかりだ。これだから老いぼれは……
でもいい機会だと思った。
望未は何かを隠してるはずなんだ。
いや……櫻田家そもそもが何かを隠してる
あの冷静なAがなんの理由もなく首を絞めるとも思わないし、同棲前に見たAの体あちこちにあった痣。
そして……
望未が首を締められている時、
'' 術式を使えなかった ''と発言した途端……
上の連中の顔つきが変わった。
何かがあるはず…
望未をうまく利用して何か掴めたら___
あー、僕の家に来ていいなんて言ったけど
Aの過ごした家に他人が入るのは嫌だな〜
伊地知に家具家電付きの部屋を早急に探させよう。
望未はまだ帰ってないはず。
確か悠仁たちの任務の引率だったから……
「……」
……にしても。
「持っとけよ……馬鹿野郎…」
教卓の上に置いてあったのはAに贈った婚約指輪。
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アキ(プロフ) - 黒姫ユキナさんの作品どれも泣いてしまう作品ばかりでほんとに読んでて切ない、😭💕 (2022年10月28日 20時) (レス) @page21 id: 011262e667 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - ドキドキとハラハラが止まりません…‼︎更新いつも楽しみにしています! (2022年10月27日 20時) (レス) @page44 id: ab187a6c5b (このIDを非表示/違反報告)
ラグすぎるって - 応援してます! (2022年10月27日 19時) (レス) id: 62ead42611 (このIDを非表示/違反報告)
ラグすぎるって - 夢主ちゃんが幸せになりますように! とても素敵作品で続きがとても気になってハラハラドキドキしてます! 更新頑張ってください!! (2022年10月27日 19時) (レス) @page44 id: 62ead42611 (このIDを非表示/違反報告)
︎︎ラムネ - 毎日読ませて頂いてます 🙏🏻 とても素敵な作品ありがとうございます 。 (2022年10月27日 6時) (レス) @page37 id: a6303a4f88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2022年10月21日 20時