。繰り返して36回目 。 ページ38
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「お前がいる家に望未は帰ってこないとさ」
「……」
帰って早々、暴力をふるわれた。
もうこの家から出す気がないのか、いつもより暴力が激しい
身体中が痛い。息が上手くできない。
……あぁ…2人とも…五条さんの家にいるのかな…?
そう思うと、身体だけじゃなく胸も痛んだ。
「それでもよく婚約を破棄してくれた!
望未は五条悟の婚約者にもなれて幸せだろう……
お前なんかより望未のほうがよっぽど五条悟も喜ぶはずだ」
「……」
「そう思うだろう?」
「……」
「何か言ったらどうだ!!!!!!」
肩を強く押され床に背中が勢いよく叩きつけられた。
「……ッ」
「お前を見てるとあの血の繋がってない姉を思い出す…
その顔。その目。……全てが母親譲りか。」
「……」
お母さんの顔なんて…曖昧だよ
写真も1枚もないんだもん、はっきり覚えてないよ
それに____
「もう…会うことだって出来ないんだから、
分かるわけないじゃない、ッ」
ゆっくりと、倒れた体を起こしてそういえば
「……焼印を持ってこい」
「!!!」
望未さんのお父さんがそう言えば横にいた使用人がどこかへ行った。
「……なにを…」
「ここから一生出られない顔にしてやる。
その顔を見る度に腹が立って仕方ない」
「っ……」
帰ってきた使用人の手には焼印。
それが望未さんの父親の手に渡った。
「いや、やめて……っ!!」
距離を縮められると共に私は後ろに下がった。
しかし距離は縮まる一方で____
「大人しくしろ」
手錠をされたままだから抵抗も出来ない。
髪を捕まれ焼印が近くまで迫った。
「やめて、嫌……ッ!!!!」
_____
【Aの目は綺麗だね。母親譲りなの?】
【どうなんでしょう…母の顔も曖昧ですし…】
【きっと綺麗な人なんだろうね。Aが綺麗だもん】
_____
「っ……」
こんな時まで五条さんを思い出すなんて…
「お前はずっとこの家にいるんだ。」
「やめて…ッ」
迫り来る焼印に思わず目をつぶった。
、
その時だった
「当主様!夜蛾学長から連絡です!!!」
使用人の発言により迫り来る焼印は止まった。
「チッ……なんの用だ」
、
「望未様が引率している任務で何かあったようで…!!!」
「なんだと…!!!
早く家のものを向かわせろ!!!
私も直ぐに行く!!!!」
「…」
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アキ(プロフ) - 黒姫ユキナさんの作品どれも泣いてしまう作品ばかりでほんとに読んでて切ない、😭💕 (2022年10月28日 20時) (レス) @page21 id: 011262e667 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - ドキドキとハラハラが止まりません…‼︎更新いつも楽しみにしています! (2022年10月27日 20時) (レス) @page44 id: ab187a6c5b (このIDを非表示/違反報告)
ラグすぎるって - 応援してます! (2022年10月27日 19時) (レス) id: 62ead42611 (このIDを非表示/違反報告)
ラグすぎるって - 夢主ちゃんが幸せになりますように! とても素敵作品で続きがとても気になってハラハラドキドキしてます! 更新頑張ってください!! (2022年10月27日 19時) (レス) @page44 id: 62ead42611 (このIDを非表示/違反報告)
︎︎ラムネ - 毎日読ませて頂いてます 🙏🏻 とても素敵な作品ありがとうございます 。 (2022年10月27日 6時) (レス) @page37 id: a6303a4f88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2022年10月21日 20時