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。繰り返して1回目 。 ページ3

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初めてループしたのはいつだったか。


監督補佐として来たあの日。自己紹介をした後


「ひっ、……わ、わたし…あの子と同じ家に住んでるんですけど、毎日嫌がらせばっかされてて…ッ」


そういい泣き出すのは 小柄で可愛らしい女の子、望未さんだった



呪術高専に務めているのは聞いてたけど、
こんな事になるとは予想もしてなかった。


なんなら朝一番で私にコーヒーをかけてきたのにな、
なんて思いつつその状況を見ていた。



2回目のループで確か否定したけど…
その後家で酷い扱いされたから否定するのはやめたんだっけな



「え、ちょ、どういうこと?」


野薔薇ちゃんが頭にハテナを浮かべ

伏黒くんの視線もさっきより威嚇強めになって、

悠仁くんも状況を飲み込めてないあの状況に初めは戸惑った。




婚約者である五条さんからも



「あー…君そういう感じの子だったの?ちょっと残念だね〜

………でもまぁ、関係ないからいいや」



そう言われた。



「っ……」


好きだった。彼のことが、昔からずっと。

だから婚約を申し込まれて嬉しかったし、幸せだった。


母親が迎えに来てくれると信じて
あの家の酷い仕打ちにも耐えてきた。

でも…何年経っても母親が来ることはなくって、

私は捨てられてしまったんだと思った。



……だからこそ…


……大好きだった貴方と家族になれると分かって嬉しかった


一人ぼっちじゃないんだって、



でも…私の事なんか覚えてなかったし

なんなら望未さんのこともあってかなり距離を置かれていた。



叶うはずもないし、望未さんが五条さんを好いているのは
分かっていたから間に入ろうとも思わなかった。




だって、私は表だけの婚約者なのだから。



そんな日々だったけど、悠仁くんたちが変えてくれた。



きっと望未さんは私の事悪くいってるはずなのに

それでも彼らは私に対して酷い仕打ちをしなかった。


人の優しさを、温もりを、久しぶりに感じて、


監督補佐の仕事中や合間がいつの間にか楽しくて……



だからこそ、守りたかった。




私が監督補佐として付き、悠仁くん達に任された任務。

引率としてついたのは望未さんだった。



いつもの、簡単な任務なはずだったのに突如現れた夏油傑が引き連れた一体の呪霊によってそこは血の海となった。


みんな瀕死の状態で、野薔薇ちゃんに至ってはもう手遅れだった








術式も使えない私は、ただそれを見てただけ。


自分の無力さを痛感した

。繰り返して2回目 。→←。設定 。



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設定タグ:五条悟 , 呪術廻戦 , アニメ   
作品ジャンル:アニメ
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アキ(プロフ) - 黒姫ユキナさんの作品どれも泣いてしまう作品ばかりでほんとに読んでて切ない、😭💕 (2022年10月28日 20時) (レス) @page21 id: 011262e667 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - ドキドキとハラハラが止まりません…‼︎更新いつも楽しみにしています! (2022年10月27日 20時) (レス) @page44 id: ab187a6c5b (このIDを非表示/違反報告)
ラグすぎるって - 応援してます! (2022年10月27日 19時) (レス) id: 62ead42611 (このIDを非表示/違反報告)
ラグすぎるって - 夢主ちゃんが幸せになりますように! とても素敵作品で続きがとても気になってハラハラドキドキしてます! 更新頑張ってください!! (2022年10月27日 19時) (レス) @page44 id: 62ead42611 (このIDを非表示/違反報告)
︎︎ラムネ - 毎日読ませて頂いてます 🙏🏻 とても素敵な作品ありがとうございます 。 (2022年10月27日 6時) (レス) @page37 id: a6303a4f88 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2022年10月21日 20時

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