。繰り返して28回目 。 ページ30
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「勿論分かる範囲は全て調べたさ。でもおかしいんだよね〜
呪術師の家系でもないAの親の詳細等が全くない。
消息不明……それしか分からない。」
「……これからどうするつもりだ？」
「上の連中と話をつけてくる。
このままじゃAは高専追放……最悪 始末しに来るだろう。」
そういい椅子から立ち上がった。
「……もし上の連中がAを始末しに来たらどうするつもりだ」
「……」
硝子の問いに対して答えはひとつしか無かった。
、
「＿＿＿＿＿上の連中。全員殺してでも、Aを守るよ。」
「……」
一瞬、梢子が驚いた顔をしていたが
「ははっ、Aにゾッコンだな。」
なんて言って笑った。
「ゾッコン？ないない〜僕はただ＿＿」
……ただ
「……」
「お前それで自覚ないのか？」
「え？」
「好きじゃないのか？Aの事。」
「……」
考えたこと無かった質問に答えが出せない。
好き？僕が？
「Aは僕のこと好きみたいよ？」
「じゃあ両想いじゃないか。おめでとう」
「いやいや硝子、話が見えない」
いくら僕でも理解が追いつかない。
「単純じゃないか。
Aと一緒にご飯を食べたくて、いつも怠ける任務も仕事も早くに終わらせて、家に帰る。婚約指輪だって、同棲の話だって事前に私や歌姫にどんなものがいいか聞いてきたりしてたじゃないか。
挙句の果て呪術界を敵に回してまで守ろうとしてる。
お前以上に重い奴。この世に居ないかもな」
そう、淡々と言われた。
「………」
ふと思い返せば思い当たる節があったし、
納得してしまった自分がいる。
初めて手を握った時のあの感情はそういうことだったのか？
婚約指輪を嬉しそうに見ている時の感情も？
じゃあ手を握った時…僕は既に…
「……」
いや、違う
、
＿＿＿＿＿
【私は…貴方が好きです。】
＿＿＿＿＿
あの時感じた気持ちは＿＿＿＿＿
……あの時から僕はもう…
、
「……行ってくるよ。」
「どこにだ？」
「Aに会いに。」
そう言い扉に手をかければ
「夜蛾学長には私から話をつけておこう」
「ありがと硝子。」
「私もAが気になるからな…これ、手錠の鍵だ。」
そう言い鍵を僕に投げた。
「なんで持って…」
「さっき伊地知から拝借しておいた。」
と、硝子は笑った。
「ははっ、悪いやつだな」
「お互い様だ。」
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アキ(プロフ) - 黒姫ユキナさんの作品どれも泣いてしまう作品ばかりでほんとに読んでて切ない、😭💕 (2022年10月28日 20時) (
レス) @page21 id: 011262e667 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - ドキドキとハラハラが止まりません…‼︎更新いつも楽しみにしています！ (2022年10月27日 20時) (レス) @page44 id: ab187a6c5b (このIDを非表示/違反報告)
ラグすぎるって - 応援してます！ (2022年10月27日 19時) (レス) id: 62ead42611 (このIDを非表示/違反報告)
ラグすぎるって - 夢主ちゃんが幸せになりますように！ とても素敵作品で続きがとても気になってハラハラドキドキしてます！ 更新頑張ってください！！ (2022年10月27日 19時) (レス) @page44 id: 62ead42611 (このIDを非表示/違反報告)
︎︎ﾗﾑﾈ - 毎日読ませて頂いてます 🙏🏻 とても素敵な作品ありがとうございます 。 (2022年10月27日 6時) (レス) @page37 id: a6303a4f88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒姫ユキナ
| 作成日時：2022年10月21日 20時
