検索窓
今日:102 hit、昨日:99 hit、合計:4,330,456 hit

。我慢134 。 ページ47

'




『伊黒さん…悲鳴嶼さん…』



私がそう言った時。





「Aさぁぁあああんッ!!!!」



私に飛びついてきたのは善逸くんだった。

なんとか受け止め顔を見合わせた







『善逸くんも戦ってくれたの?』


見れば相当ボロボロであった。



なんて言う私に



「もう宇髄さんったら人遣いが荒くって
散々だったんだよおお!!」

と、言った。









『宇髄…さん…』


口から思わずその名が出れば______









'









'









「元気そうだな馬鹿野郎」





『!!!』


後ろから私の頭をぐしゃっと荒く撫でたその手は

私が知ってる手だった。








『宇髄…さん…』


ゆっくり振り返れば





「久しぶりだな、A」


いつものように笑う宇髄さんがいた。



しかし…



『あ、の、…』



なんて言おう、

私のこと凄い心配してくれてたのに

勝手な行動して記憶なくして…

ほんとに馬鹿野郎だよね、何から言おう

謝った方がいいよね、?いや先に話すべき?





『…っ』



言葉が見つからない…っ







そんな私の頭に乗せられていた手は頭から

背中に回され____









'









'









「派手に無事でよかった…」


抱き締められ、弱々しく言われた。



『…』





どれだけ心配してくれていたかが、身に染みた。

背中に手を回し返した






すると









'









'









「僕は許さないからね」



と、そういう時透くん




「おい、時透____」


「馬鹿なの?こんなになるまで1人で溜め込んで」


伊黒さんが止めようとしてくれるが

言葉が止まらない時透くん。





『…』




「僕言ったじゃん、どうして言ってくれなかったのさ」



『…ごめんね。』


「謝んないでよ 謝って欲しいわけじゃない」


『…』



止まらない時透くんの言葉。


しかし、間が空いたと思えば_____









'









「ほんとに……死んじゃうかと思った…っ」


そういう時透くんの目から溢れてるのは涙だ。



『時透くん…』




「もういなくならないでよ、っ

全部言ってよ、僕全部聞くから…溜め込まないで」





溢れる涙。

背負わせてる物が見えた。




…そうだよね、結香さんのこと気づきそうだったのに

気づけなかったのが悔しいんだろうな、



自分が気づいてたらって

どれだけ自分を責めたのだろうか


背負うにはまだ早すぎて重すぎるモノのはず

。我慢135 。→←。我慢133 。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (4280 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8491人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

○○(プロフ) - 感動しました!今まででとても大好きになれた作品です。ありがとうございます笑 ! (1月9日 19時) (レス) @page50 id: 440a20ffd9 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 今まで読んできた占ツクの小説の中で一番感動しました 最高としか言いようがないです 素敵な小説ありがとうございました!!!!!!!!!! (8月14日 23時) (レス) @page47 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
とく(プロフ) - いい話すぎて泣きました😭今更ですが、完結おめでとうございます!! (7月17日 23時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - こういうお話大好きで、ボロ泣きしながら一気見させてもらいました!目が腫れております(笑)素敵な作品をありがとうございました。 (7月15日 10時) (レス) @page50 id: 47368c5abf (このIDを非表示/違反報告)
猫鈴 - 最初から最後まで読んで泣きまくりました。感動的で素敵な小説をありがとうございます (2022年11月17日 17時) (レス) @page50 id: 49c7725a4b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2019年10月19日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。