。我慢115 。 ページ28
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「水の呼吸_漆ノ型 ''雫波紋突き''」
錆兎の刃先が俺へと向かう。
「......」
俺は......
'
'
'
「錆兎はそんなこと言わない!!!
立ってください冨岡さんッ!!!!
___Aさんを救うんだ!!」
「!!!」
目の前に現れ、刀を弾いた炭治郎。
距離をとった錆兎。
「お前も取り返しなどつかない」
そういう錆兎に
「錆兎はそんなこと言わない.....!!!
錆兎なら、
男なら責任を取れって怒鳴るはずだから.....!!!」
「炭治郎.....」
「Aさんが鬼に連れてかれました!!!
崖上に行ったのは確かです....!!!」
「!!!」
Aが.....
…急がなければならない。
「Aさんが今、
1番必要としてるのは冨岡さんです
ここは俺が引き受けるので、先に_____」
「いや、今ここでやる…
____俺がやらなくてはならない」
炭治郎の言葉に被せるように言えば
「!!!!
___来い!!義勇!!!!」
錆兎が向かってきた。
「……」
_____
【「また先生にえらい稽古つけられたなっ」】
_____
【「義勇!!もっと集中しろ!!」】
____
【「必ず一緒に鬼殺隊に入ろう!!」】
____
【「____約束だ」】
____
脳裏に浮かぶ錆兎との記憶。
何一つ忘れていない
忘れることない大事な記憶だ。
「…」
お前に会いたかった
謝りたかった
ありがとう と言いたかった
でもお前は…
そんな言葉を必要となどしていない
ただ、ただ_____
'
「水の呼吸_拾壱ノ型 ''凪''」
「!!!」
錆兎が間合いに入った途端。
錆兎のお面を斬った。
足元に、お面が落ち、錆兎の顔があらわになった。
その目は赤くなく、いつもの錆兎の目の色だった
______そして
'
'
「______頑張ったな、義勇」
「!!!」
安心しきった表情。
どうして頸を斬らなかったのかは分からない
____それでも
「錆兎…
俺は仲間がいる。安心してくれ、もう…
'
_____大丈夫だ」
俺がそう言うと、
「____そうか」
と、笑った。
そのまま錆兎の姿は消えていった。
'
「……炭治郎、あとは頼む」
それだけいい崖上に向かった。
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○○(プロフ) - 感動しました!今まででとても大好きになれた作品です。ありがとうございます笑 ! (1月9日 19時) (レス) @page50 id: 440a20ffd9 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 今まで読んできた占ツクの小説の中で一番感動しました 最高としか言いようがないです 素敵な小説ありがとうございました!!!!!!!!!! (8月14日 23時) (レス) @page47 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
とく(プロフ) - いい話すぎて泣きました😭今更ですが、完結おめでとうございます!! (7月17日 23時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - こういうお話大好きで、ボロ泣きしながら一気見させてもらいました!目が腫れております(笑)素敵な作品をありがとうございました。 (7月15日 10時) (レス) @page50 id: 47368c5abf (このIDを非表示/違反報告)
猫鈴 - 最初から最後まで読んで泣きまくりました。感動的で素敵な小説をありがとうございます (2022年11月17日 17時) (レス) @page50 id: 49c7725a4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2019年10月19日 10時