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。我慢90 。 ページ2

【時透side】




「こんな所に廃村があるなんて...」


「なんだか不気味ね....怖いわ...」



胡蝶さんと甘露寺さんの言う通り、



....廃村がこんなところにあったんだ

目につかないから
鬼が住み着いてるっていうのもあると思うけど






「......」




廃村だからかもしれないけど物凄く気味が悪い。



淀んだ空気。

ここにいるだけで気が重くなる





「煉獄。派手に来ちまったが
鬼は本当にここにいるのか?」



「満月の夜にその鬼は現れる!!
今日必ずこの場に現れるはずだ!!!」




「単独行動は避けた方が良さそうだな」



「冨岡さんの言う通りですね

相手の血鬼術も分かりません。
万が一、私たちがかかってしまったら
元も子もありません」





「相手は鬼1人だけでしょ?」


僕がそう言えば




「あのAが血鬼術にかかったのだから
それ相応の強さだろう。油断は出来ない」


と、伊黒さん。





...それもそうだね


Aは柱の中でも剣士の才能ずば抜けてた


簡単にはいかないものなのかもしれない





「俺はただその鬼の頸をぶった斬るだけだァ」



「....」



ふと冨岡さんを見れば


Aがしていた簪を見ていた。


その表情は相変わらず悲しそうだ




雲が晴れていき、


月明かりが簪を照らした




そして



「柱総員ならば容易く終わるはずだ
すぐ終わらせてAの元へ____」



悲鳴嶼さんがそう言いかけた瞬間だった








'









'









'









'









「こんばんわ



_____月が綺麗だなあ」






「!!!」


背後から突如聞こえた声。


瞬きする間もなく刀を抜いて斬った



.....が、少しの手応えしかない。






「.....掠っただけか..」



みんなも刀を抜いていた







'







「危ないなあ、そこの男の子すごいね

俺危うく頸が斬れるところだったよ」



声がする方向を向けば

僕を指さし、屋根の上に乗り、僕達を見下す男。




.......ちがう、この気配からしてコイツは....







「アイツかァ.....!!!」


みんなの顔付きが変わった




.....アイツが鬼なのは間違いない


気配もなく背後にたち

あの瞬発力.....



ただの雑魚鬼とは違う.....





「無傷で殺りあいたかったんだけどダメみたい


ところで...」


と、僕が斬った首元をさすれば

すぐに回復していった









「なんだ貴様らは。そんな大人数で」






「テメェかァ?Aに血鬼術かけたのはよォ」

。我慢91 。→←。我慢89 。



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○○(プロフ) - 感動しました!今まででとても大好きになれた作品です。ありがとうございます笑 ! (1月9日 19時) (レス) @page50 id: 440a20ffd9 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 今まで読んできた占ツクの小説の中で一番感動しました 最高としか言いようがないです 素敵な小説ありがとうございました!!!!!!!!!! (8月14日 23時) (レス) @page47 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
とく(プロフ) - いい話すぎて泣きました😭今更ですが、完結おめでとうございます!! (7月17日 23時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - こういうお話大好きで、ボロ泣きしながら一気見させてもらいました!目が腫れております(笑)素敵な作品をありがとうございました。 (7月15日 10時) (レス) @page50 id: 47368c5abf (このIDを非表示/違反報告)
猫鈴 - 最初から最後まで読んで泣きまくりました。感動的で素敵な小説をありがとうございます (2022年11月17日 17時) (レス) @page50 id: 49c7725a4b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2019年10月19日 10時

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