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。我慢113 。 ページ26

【胡蝶side】



Aさんの刀が私に降りかかろうとしている


それでも、私の体は動かない。




......そうですね、


Aさんの言う通りかもしれません

逃げてます 私はずっと

自分の欲を優先し、あなたからも逃げた。



姉さんも...
言わないでいてくれただけなのかもしれません



しのぶには無理だって

きっと言いたかったんでしょう


私を思って言わなかったその言葉。

気づいてた。分かってた。

そんなこと一番自分が分かってましたよ、



「......」



もう、私は____








Aさんの刀が目の前で振られる。


___その瞬間









.









.









.









.









「しみったれた顔してんじゃねェ!!しのぶ!!
Aを助けるって約束しただろーがッ!!!」





「!!!!」


目の前でAさんの刀を受け流した伊之助君。


Aさんは距離をとった。





「どうしてここに...」



なんて言う私に





「ンなことどうでもいいんだよ!!!!

なんで刀を振るわなかったッ!!!
殺られるだろうが!!!!」



伊之助君の怒鳴り声が耳に響いた。





「でも、私には_____」






「Aが今のお前を見たらどう思うか考えろ!!
アイツなら怒るぞ!!!怒ると怖えぞ!!!!」




「!!!」




「戦えよ!!!どんだけ打ちのめされてたって
やらなきゃならねェ!!!!









.









_____Aにまた、


名前!!!呼んでもらいたいんだろ!!???」







___


【『____しのぶちゃんっ!』】

___



脳裏にAさんが浮かんだ。







「.....」





.......そうだ



そうだ、私_____





_____

【『二度と自分が死ねばよかったなんて
言わないでください!!!!
次言ったら許しませんからねッ!!!!』】

____




知ってる、分かってる、


怒った時のAさんが怖いのを



今の私を見たら.......あなたはまた怒るんでしょうね






_____


【『頼ってよ、しのぶちゃん、!!
カナエさんがあなたを思って
しのぶには無理って
思ったのかもしれない!!!
それでも、それでも、仲間がいるよ!!
…1人じゃないよッ』】

_____





そうですね、Aさん...









「すみません、伊之助君。







____手を貸して下さい」





私はあなたに謝って、また名前を呼んでもらいたい





だから……





…刀を振るいますッ!!!

。我慢114 。→←。我慢112 。



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○○(プロフ) - 感動しました!今まででとても大好きになれた作品です。ありがとうございます笑 ! (1月9日 19時) (レス) @page50 id: 440a20ffd9 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 今まで読んできた占ツクの小説の中で一番感動しました 最高としか言いようがないです 素敵な小説ありがとうございました!!!!!!!!!! (8月14日 23時) (レス) @page47 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
とく(プロフ) - いい話すぎて泣きました😭今更ですが、完結おめでとうございます!! (7月17日 23時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - こういうお話大好きで、ボロ泣きしながら一気見させてもらいました!目が腫れております(笑)素敵な作品をありがとうございました。 (7月15日 10時) (レス) @page50 id: 47368c5abf (このIDを非表示/違反報告)
猫鈴 - 最初から最後まで読んで泣きまくりました。感動的で素敵な小説をありがとうございます (2022年11月17日 17時) (レス) @page50 id: 49c7725a4b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2019年10月19日 10時

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