【鬼滅の刃】。我慢 。

。我慢27。 ページ28

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『どうして？ねえ、どうして？

もしかしたら助かった人を殺し、
手柄だの任務だのいい......

罪もないただの人を盾にして.....


どうしてあなたは今ここにいるの.....？』






何故この女は生きているの？


どうしてそんな、普通に平然といるの？？



あなたは少し腕が掠っただけ。



どうして奥さんが死んだの？




己の命のためなら他者の命を踏み台にするの？




『あなたなんか鬼殺隊に向いていない！！！
罪を償って鬼殺隊を辞めてください！！』




ミシミシと骨が限界にきてるが

お構い無しに掴んだ。






＿＿＿＿



【雪の結晶をモチーフにして作って欲しいって
わざわざ頼んできた人がいたのよ〜！
そんな人初めてだったから
よく記憶に残ってるわ！

.....あなたのことよほど想っていたのね】


＿＿＿＿＿




『っ.....』



脳裏に浮かぶ奥さん。




どうしてあなたは結香さんを恨まなかったの、






もっと紗代ちゃんといるべきなんだよ、


成長を見届けなきゃなんだよ、


今が1番親に愛されたい時なんだよ、






＿＿＿＿＿＿


【あなたみたいな素敵な人に...
夫の作った簪を付けてもらえて嬉しいわ.....】

＿＿＿＿＿＿




『どう.....して、ッ』






あなた達みたいな素敵な人たちが


作った簪を身につけれて私幸せです、私.....





紗代ちゃんの顔が見れない。



.....見たら....私はどうにかなってしまいそうだから









＿＿＿＿＿奪ったのよ、この人達の幸せを。




『人を盾にして
生きながらえてるあなたは恥よ！！！！』





そう、私がいえば＿＿＿＿＿







.








「ッ、あの女は私を刺そうとしたんだから
罪滅ぼしと思えばいいじゃない！！！！
死んで当然よ！！！！」





『っ！！！』




やっと口を開いたと思ったらそれ.....？





『......はっ、』



思わず笑ってしまう






.







....許せない時なんていくらでもある



でも、ね？





....どれだけ義勇さんの自慢をされようと


....恋仲の隣をとられようと

....親友の隣を奪われようと

....手柄をとられたって

お館様に褒められなくたって




我慢してきた。





けどね、人の心を持たないで命を簡単に
踏み台にする奴がいるんです




そんな横暴を私は＿＿








『ふざけないでくださいッ！！！』




骨が折れる寸前までいった




その瞬間だった。




「っ！！｣





結香さんが体を起こし、


私の刀は結香さんの腕へと刺さった。

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