。我慢19 。 ページ20
.
「異常ありました〜?Aちゃん!」
反対から来たのは結香さん。
視線が羽織にいくがすぐに逸らした。
『なんにも異常ないです』
私がそうえいば、
「さっき義勇と煉獄さんにも会ったんだけど、
やっぱり何も無いみたいよ?」
と、屋根に座り込む結香さん。
.
『....なんにも異常はない....か』
夜中の2時。
やはり巡回を続けるが鬼にも出会わなくって
鬼舞辻無惨らしき人とも遭遇しない。
ただただ、体が冷たくなっていくだけだ。
『.......』
もう1回巡回してこようかなと思っていると.....
「義勇の羽織ってなんで半分半分で
模様が違うのかな?なんでか知ってる??
Aちゃん」
と、羽織を見つめる結香さん。
『......分かりません』
私がそうえいば、ごめんね?と謝ってきた。
.......どうして、謝るの?
「恋仲だから....ほら、付き合いも長いだろうし
一緒にいただろうから、
知ってるかと思っちゃったのごめんね???」
『いえ、大丈夫です.....』
恋仲の私より、
あなたといる時間のほうが長いんだよ
....わかってて聞いたでしょ?
思い知らせたいの?
『っ.......』
どんな感情か分からない。
嫉妬?
悲しい?
怒り?
虚しい?
寂しい?
なんなの、この感情は_____
.
『.......もう一回り行ってきます』
結香さんの方を見たくない為、
反対側を巡回しに行った。
「行ってらっしゃい〜!」
.......結香さんはそのまま
屋根の上で座ってるんだろうな
そんなことを思いながら、一回りしていた。
『.......』
10分ほどたったがやはり鬼は現れず
巡回を続けていた。
.
.
.
その時だった。
「キャアアア!!!!!!」
と、叫び声。
急いで叫び声が聞こえた方向へ向かった。
.
『大丈夫ですか!?』
そこには______
.
「お父さん、?ねえ、お父さん!!!」
「下がりなさい紗代!!!!
お母さんの後ろにいて!!!」
『あなたたちは......!!』
昼間あんなに綺麗だったガラス細工は散乱していて
月明かりでよく反射していた。
そして
紗代ちゃんと母親の先には_____
「うう''....ッ」
『!!!!』
鬼化している 紗代ちゃんのお父さんだろう
4273人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪の花 - あまり、映画や小説で泣かないのに、めちゃくちゃ涙が出てきました。 (2022年1月9日 20時) (レス) id: b66614c381 (このIDを非表示/違反報告)
みみみみみ - すごく悲しくなりました!絶対小説家の才能ありますって! (2021年4月13日 0時) (レス) id: 46b37efe83 (このIDを非表示/違反報告)
あ ず - 涙がケータイにかかってやばい事になりました!どの作品もいいものばかりです。頑張ってください! (2021年1月8日 0時) (レス) id: a154798d09 (このIDを非表示/違反報告)
紬。 - ヤバい…才能がありすぎて…デビューしたら凄い売れるんじゃないですか!とてもいい作品ですね!めっちゃ泣いちゃいました(((泣 (2020年12月16日 19時) (レス) id: db2eb7a25e (このIDを非表示/違反報告)
ルミナ - 2001票目失礼します...!面白いです!涙が止まらないです...。応援してます! (2020年10月11日 1時) (レス) id: 95f722ce93 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2019年9月20日 21時