【鬼滅の刃】。我慢 。

。我慢38 。 ページ39

胡蝶side





柱合会議も終わり、屋敷に帰ってきて

縁側に座れば

目にすぐ入るのは自身の着ている羽織。









「.......」



＿＿＿＿＿


「オイ 胡蝶....テメェ自分の姉と
結香重ねてるわけじゃねぇだろうなァ？」

＿＿＿＿＿




不死川さんに言われたことが

ずっと頭を駆け巡っている





どうして私はあの時すぐに否定しなかったの








「......」





.....違う....



.....否定出来なかったんだ



自分でも薄々気づいていたのかもしれない


....いや、私は気づいている






姉によく似る結香さんに。



姉といるような気分になれるんです




詰め詰めだった心が、少し楽になるんです







「....姉さん...」






それにきっと私は依存してしまっている



Aさんはそんなことするはずない



そんな気持ちは心のうちに留めた


いや、消した。



結香さんがいなくなってしまったら

私はどうしたらいいの

姉がまたいなくなってしまう気がしてしまった





.....だからAさんのことを信じず


あんなことばかりを言ってしまった。









.......姉さん



......私は＿＿＿＿＿＿＿＿







＿＿＿＿＿＿＿＿＿


甘露寺side







Aちゃんが鬼殺隊を辞めてしまう。



胸が痛かった。



何を言ってるだろう、私....


1番痛いのはAちゃんなのに。









しのぶちゃんや伊黒さんが

結香さんを信じるって言ったの



私自身でも結香さんのことを信じたかった

ずっと結香ちゃんといたけど、


いい子だもの、


何よりしのぶちゃんを笑顔にさせてくれるの




しのぶちゃんのお姉さんが亡くなった時

あの日からしのぶちゃんの笑顔は変わった



お姉さんに笑顔が好きだからと言われたとしても


違うよ、しのぶちゃん.....





無理に笑ってるような


常に笑っている







......ちがう、



あなたのお姉さんが好きだった笑顔は＿＿＿＿








だからしのぶちゃん立ちに便乗するように

結香さんを信じた。





中立でいたいの


どっちの味方にもつけないの、







'








.......私はやっぱり宇髄さんの言う通り、








1番ズルいわね、





ごめんなさい

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