目覚めれなくなった92日目. ページ46
、
『もう…悲しむのも、辛い思いするのも、
泣くのも…
私だけで充分だよ…っ』
思ったんだ。
上鳴くんたちが勝手にこっちにこれるように
もしかしたら、私が上鳴くんたちを追い出せたり
これなくすることも可能なんじゃないかなって…
『………』
＿＿＿二度と…これなくさせることも…ね、
、
、
そう思って今、上鳴くんで実践したら
本当にその通りだった。
、
もう、誰も私の夢には入ってこれない。
、
私は本当の1人ぼっちになったの、
『っ……』
、
視界がぼやけると同時に、
目尻が熱くなるのが分かった。
少しすれば、それは溢れ出し、私の頬を伝う。
、
静かな空間。
みんなと楽しくいたこの空間が、
とても寂しく感じる
、
、
、
、
、
、
ああ…
『っ…私……』
失ってから気づくものというのは本当にあるらしい
、
脳裏に、鮮明にうつしだされていく。
＿＿＿＿＿＿＿
「Aさん！！今日やった範囲は…
確かここですわ！！」
「テストも近いからな！
がんばろうAくん！」
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿
飯田くん…八百万さん…
＿＿＿＿＿
「テストオイラがんばったぞ！
あれ…瀬呂は…」
「ま。そんな瀬呂くんはアウトだったけどねー」
＿＿＿＿＿＿
＿＿
峰田くん…瀬呂くん…
＿＿＿＿
＿
「駅前にね！またこれがっ
美味しそうなケーキ屋さんができてね！！」
「お茶子ちゃん。ヨダレが出てるわよ」
＿＿＿＿＿＿
＿＿
お茶子ちゃん、梅雨ちゃん…
＿＿＿＿＿＿
「安心しろ、俺たちはずっといるから。
1人になんて…しねえから」
「ゆっくりでもいいからがんばろA！！」
＿＿＿＿
＿＿
轟くん…デクくん…ッ
＿＿＿
「気づいてやれなくて…悪かったな」
＿＿＿＿
＿
爆豪くん…
＿＿＿＿
「まーたこいつ補習だぜ」
「は！？切島！お前もそうだろ！」
「俺はギリ免れたああ！！」
＿＿＿＿＿
＿＿
上鳴くん、切島くん…ッ
『っ…』
楽しい記憶が蘇る。
もう、戻れないのに…
みんなを巻き込みたくない、
その一心だった。
なのに、こんな気持ちになるだなんて…
私よっぽど…
、
、
みんなのことが好きだったんだ。
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作者名：黒姫ユキナ
| 作成日時：2018年7月14日 11時
