目覚めれなくなった86日目. ページ40
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上鳴side
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「…お前も…切島たちと同じこと言うんだろ」
「…」
目の前には、そう聞いても何も答えず、
ただただ俺と目を合わせる爆豪。
この状態がかなり続いている。
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ここはAの夢の中。
Aと話していると爆豪がきて、
ツラ貸せと言われこうなっている
Aは…離れたところで待ってるとのこと。
しかし＿＿＿＿＿
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「用があって呼んだわけじゃないのか？爆豪。」
「……」
何を言っても無言。
ほんとになにしにきたんだ？
と、頭を悩ませていた。
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その時だった
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「テメェ…しばらく夢に入るな」
唐突の発言は爆豪らしく直球なもの。
「…それは無理だ」
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「無理じゃねえ。入るなっつってんだ。」
そして、爆豪らしく、引き下がらない。
「聞いてたろ？俺が切島にいったこと…
また言わせないでくれよ…」
「ああ聞いてた。｣
聞いてたというのなら、
本当に爆豪は何しにここにきたのか。
俺に夢に入るなだなんて、
さっき切島に言われて俺が否定したろ？
「いいから夢から出ろ。」
「っ…出ねえ。」
1歩も譲らない俺に驚く爆豪。
それもそうだろ、いつもなら譲ってる。
「っ…」
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けど、こればかりは…っ
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やっぱり、譲れねえじゃん＿＿＿＿
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「ただでさえ、精神的にきてるのに、
夢から出られなくなって…
これ以上…俺たちにできることなんて、
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Aを少しでも一人ぼっちにさせないことだろ！」
「そうだな」
「すぐそこにいる友達すら救えねえ…
そんなんでヒーローになれるのかよ！！！」
俺の言葉が止まらない。
そんな時。
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、
、
「んなことッ！
全部分かってんだよッ！！！！！！」
俺の言葉を遮るよう声を上げた。
「…爆豪……」
珍しく声を上げるあいつをみたのは久しぶりだった
＿＿＿"分かってる"
そりゃそうだよな、こいつ、全部分かってるよな
俺が分かってるんだから、
爆豪なんてもっと、分かってるはずなんだから
なら＿＿＿
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、
「…分かってるなら止めんなよ…」
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作者名：黒姫ユキナ
| 作成日時：2018年7月14日 11時
