目覚めなくなった51日目. ページ4
＿＿＿＿＿＿
緑谷side
＿＿
地面に写るは、みんなの影。
カラオケ店を出れば外は夕方で、
夕日がとても眩しかった。
「疲れたああああ」
帰り道。
そう言いながら、背伸びをする切島くん。
「みんなたくさん歌ったね笑」
「チッ…時間の無駄だったな」
「とかいいつつ楽しんでたでしょ！」
「夢樺はよく爆豪相手に言えるよな〜」
賑やかな声が、人気のない道に響く。
「初めて行きましたわ…！」
「八百万さん綺麗な歌声だったなあ〜」
「そんなことないですわ！麗日さん！
耳郎さんのほうが素晴らしかったです！」
「耳郎のハスキーボイス凄かったなあ笑」
「上鳴。恥ずかしいからやめて。」
この会話のように、
僕達は今までカラオケ店に行っていた
提案したのは八百万さんたち。
元気の無い夢樺さんを元気付けたい為だった
そして、夢樺さんを見ればわかる。
すっかり、八百万さんたちのおかげで
元気を取り戻したようだ
「………」
、
＿＿＿＿＿＿
『二度と…
＿＿目覚めたくない』
＿＿＿＿＿＿＿
『もうっ…いいの…』
＿＿＿＿
、
そんな夢樺さんを見ていると、何故だか、
…不思議とAを思い出す
、
、
、
、
、
夢樺さんが
Aの夢の中に入ってから、2週間がたった。
目覚めた夢樺さんが放った発言は、
"Aの夢に誰も入らなくなる"
＿＿という意味を持ったものであり、
案の定、夢樺さんの首を絞めたと聞いてから
みんなはAの夢の中に入らなくなった
…僕と轟くんは、ちょこっと行くけど…
しかしそんな中でも、
最近のAは様子がおかしいのに気づいた。
悲しい表情をして、
無理をして笑うAを見ていると胸が痛い
それが…僕の本心だ。
「……っ」
ふとすれば脳裏に浮かぶAの表情
おかしいかもしれない。
こんなことを思うのは…
でも、なにか…
僕達は大事なことに
気づけてないんじゃないかなって、
最近だと余計に思うようになっちゃって＿＿
、
、
そんな時だった
、
、
、
、
「へぇ…色々厄介になってんなあ｣
突然現れ、そういう男に見覚えがある
、
「お前は…ヴィラン連合の…！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3141人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒姫ユキナ
| 作成日時：2018年7月14日 11時
