目覚めなくなった70日目. ページ23
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『……どうしたのかな』
その呟きは、
静かな空間に消えていった。
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……静かな空間が続いてはや3日。
、
いつもなら…誰かしらくるのに。
この三日間、誰も来なかったのだ
…上鳴くんでさえ…
、
毎日来ていたみんなが突然来なくなるというのは、
私にとって不安の種そのもの。
「………』
手のひらを見つめれば、
三日前の現象が脳裏に蘇る。
真っ赤で血のような、生暖かい感触。
忘れたくても忘れられない。
夢に長いこといるけど、あんなのは初めてだった
だからこそ＿＿＿＿
、
、
『なにか…あったのかな』
、
現実世界で何かあったのかと感じていた。
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、
、
＿＿＿＿＿＿その時だった
、
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、
、
、
、
、
、
「……A」
『！！！！』
突然背後から名前を呼ばれ、
肩をビクつかせながらも振り向いた
そこには＿＿＿＿
、
『デク…くん？』
目の前にいるのは、
いつもみたいに笑ってるデクくんじゃなくて…
別人のようなデクくん。
下を向いているから表情は分からないけど、
元気でないことは確かだった。
、
やっぱり……なにかあったの？
そう思い、
『デクくん、なにかあったの？』
と、私が聞いても
「……」
下を向いて黙ってるデクくん。
これ以上聞かなくてもなにかあったのは明確だ。
『ねえ、デクくん、なにがあったか教えて』
「………」
何も言わないデクくん。
『……』
……様子がおかしい。
こんな時、轟くんと爆豪くんがいたらなあ
ズバッと聞いてあげれるのに…
『…………』
…あれ、
…そういえば…
、
、
、
『いつも…轟くんときてるよね？
、
、
＿＿＿＿轟くんは？』
ふとした疑問をデクくんに問えば、
今まで反応なかったのに
「っ！！！」
肩をビクつかせたデクくん。
『…轟くんに…なにかあったの？』
轟くんになにかあったのは明確。
あたりを見ても轟くんの姿はない。
いつもデクくんと轟くんは
一緒に夢に来ているのに…
、
、
『ねえ、なにか…っあったの？』
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作者名：黒姫ユキナ
| 作成日時：2018年7月14日 11時
