目覚めなくなった65日目. ページ18
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『……』
爆豪くんが夢に来てから、1週間。
どうしても、
爆豪くんの言ったことが頭から離れない
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「…つまりテメェは…
必要とされたくてこんなことしたってか」
＿＿＿＿＿
『……』
納得してしまった…
そんな自分がいるのが本心。
夢樺ちゃんばっかりで、
みんな私を必要としてくれなくって…
私がいなくなれば、みんな、
少しでも私の必要性に気づくかなって…
そんな気持ちと、
ただただ、もうすべてが嫌になって＿＿＿＿
＿＿＿＿＿
「つまりテメェは…
＿＿＿逃げたってことかよ。」
＿＿＿＿
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『…その通り…なのかな』
、
全部私は…投げ出したんだ。
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、
、
、
＿＿＿＿＿＿逃げたんだよ
爆豪くんが言ったことは…全部あってるのに…
＿＿＿＿
「気づいてやれなくて…悪かったな」
＿＿＿＿
あんな…顔させて…
『……』
、
苦しそうな、悲しいその表情が、頭から離れない。
爆豪くんがあんな表情するだなんて、
初めて見たし、しないものかと思ってた
けど、させた私はどれほど悲しませたのか。
『…ごめんね』
今日も誰もいない空間で謝った
、
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、
その時だった。
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、
、
『！！！！』
思わず肩をビクッとさせ、床についていた手を
自分の胸元にもっていった。
、
恐る恐る、自分の不満の手のひらを見れば…
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、
、
、
、
『……なに、これ…』
手に突然感じた生暖かい感触。
液体のような、そんな感じ。
そしてなにより＿＿＿＿＿
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、
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、
、
、
『……赤い……？』
私の手のひらは生暖かい感触で、真っ赤だった。
例えるならそう。
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、
、
、
、
＿＿＿＿血のようだ
『……なにか…あったの、…？』
手のひらを見つめながら、そう言った。
ただただ、
現実世界でなにか起こったのか。
、
、
そんな不安が頭を支配した。
、
、
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、
、
、
そして
それが運命を変えるだなんて思ってもなかった
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作者名：黒姫ユキナ
| 作成日時：2018年7月14日 11時
