_真剣勝負_ ページ9
あなたside
真菰と錆兎は孤児で
鱗滝さんに育ててもらったらしい
真「子供たちはまだ他にいるんだよ、
いつも炭治郎とお姉ちゃんを見てるよ」
あ「さらっと怖いこと言わないでよ〜」
炭「真菰のいうことはふわふわしてるなあ〜」
なんて、そんな日々が続いた。
全集中の呼吸を使いこなすには死ぬほど鍛える。
結局それ以外に出来ることはないと言われた。
毎日毎日、私と炭治郎は鍛錬を繰り返した。
腕が足がちぎれそうな程、
肺が、心臓が破れそうな程、刀を降った
しかし、それでも
あ「っ!!!」
私は真菰には勝てなかった。
この速い動きはどうしているのか。
刀を振った先にはいない。
何が違うの、何が.......
横を見れば炭治郎も錆兎には勝てない様子だ
でも.......
、
あ「もう1回.......っ」
、
______半年経つまでは。
その日いつもの様に私と炭治郎が2人に挑みに行くと
2人とも真剣を持っていた。
あ「もう......負けない」
真「.......」
錆「半年でやっと男の顔になったな」
炭「今日こそ勝つ。」
真正面からの勝負は単純だ。
より速くより強い奴が勝つ。
勝負は一瞬だった。
私の刀は初めて真菰より速く、
私の刃が真菰に届いた。
真菰のお面が真っ二つになり、地面に落ちる
もう1つ音が聞こえ炭治郎の方を見れば
錆兎のお面が斬られ、落ちていたのだ。
2人の顔は笑っていて、泣きそうな嬉しそうな
安心したような笑顔だった。
真「勝ってね......炭治郎、A。
アイツにも。」
錆「炭治郎を.....頼んだぞA」
そういう2人は気づくと消えていて
真菰の面を斬ったはずの私の刀は.......
、
、
あ「.......斬った」
岩を斬っていた。
炭治郎も同様だった。
4等分になった岩がそこにはあったのだ。
あ「.......錆兎.......真菰......どこ?」
辺りを見渡しても2人はいない。
変わりに......
あ「鱗滝さん.......」
鱗滝さんがいた。
そのまま私たちのところに来れば、
鱗「お前達を最終戦別に
行かせるつもりはなかった
もう子供が死ぬのは見たくなかった。
お前達にこの岩は斬れないと思っていたのに」
そういい、
鱗「よくがんばった」
と、私と炭治郎の頭を撫でた。
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2019年9月14日 12時