_毒を使う剣士_ ページ42
あ「はあっ、はぁっ、」
?「凄いですね、お嬢さん。
......その傷でよく戦えています。
普通なら立てもしませんよ。
それに....
私が毒で鬼を倒すことを見切り、
近づけなさせないのも見事です。」
あ「褒めてもらって嬉しいです...っ」
手加減なしにやってくるよこの人.....
でも.....
あ「もう少し....」
時間稼ぎを。なんて思い、
刀を何度も握り直す。
.......が、限界だった。
、
あ「あっ、」
膝から崩れてしまった。
何度も刀を杖変わりにして立とうとするが立てない
それ以前に意識が朦朧として
今にでも意識を手放しそうだ
?「感覚が麻痺しているのでしょう
自分の傷がどれほど深傷で理解していない。
.....でもなぜ..
___鬼なのに傷が治らないんですかね」
あ「....」
図星だ。半分鬼なのに傷が治らない。
なんでかなんてさ、
......わかってるよ
、
でももう、私はここできっと死んでしまうから....
あ「殺りたかったら殺ってください」
覚悟を決めてそう言った。
、
、
その時だ。
冨「こいつは殺らせない」
と、私を庇うかのように前に出た。
その背中がとても頼もしくて思わず....
あ「冨岡さん.....」
なんて言ってしまった。
手は出さないって言ったのに.....
?「私は隊律違反した隊士を罰するだけですので
私の行動は正当なはずです
邪魔をするのなら容赦なく斬ります」
冨「.....」
刀は冨岡さんに向けられる。
そして、両者睨みあっていた
____その時だ。
、
鎹鴉「伝令!!伝令!!カァァァ!
伝令アリ!!!!」
あ「鎹鴉.......」
図上には鎹鴉。
伝令はなんなのか、と思ったら....
、
、
、
鎹鴉「炭治郎・禰豆子・Aノ三名ヲ拘束!!
本部へ連レ帰ルベシ!!!
炭治郎 額ニ傷アリ!!!
竹ヲ噛ンダ鬼 禰豆子!!!
雪ノ結晶ノ耳飾リヲシテイルA!!」
そう、はっきりと、聞こえた。
あ「なんで.....」
?「あなた.....Aさんですね。
....本部の方々にそう言われたので
私は引き下がります。
お嬢さん、行きましょう」
と、手を伸ばされた。
.....が
、
冨「先に行ってくれ。
少しこいつと話すことがある」
冨岡さんと初めて目があった
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2019年9月14日 12時