_羽織_ ページ38
あなたside
累「僕に勝ったと思ったの?可哀想に。
哀れな妄想して幸せだった?」
あ「!!!」
炭「っ.....」
目の前には頸が斬れてるのに死んでいない鬼。
なんで....!!
累「僕は自分の糸で頸を斬ったんだよ
お前に頸を斬られるより先に。」
あ「なっ...」
一筋縄では逝ってはくれなかった。
はやく、立って戦わなきゃ、
みんな、みんな死んでしまう。
しかし、私も炭治郎も限界なのだ
累「もういい。お前も妹も女も殺してやる
こんなに腹が立ったのは久しぶりだよ」
はやく、はやく、立って...!
刀を握れ!!!呼吸を整えろ...!!
急いで、はやく...!!
累「不快だ。本当に不快だ。前に同じぐらい
腹が立ったけどずっと昔だよ覚えてないほど
.....そもそもなんでお前は燃えてないのかな?
僕と僕の糸だけ燃えたよね
妹の力なのか知らないが苛苛させてくれて
ありがとう。
そこの女も死ぬかと思ってほっといたらまだ生きてた。しぶといね。」
あ「はあ、はあっ、」
さっきより頭がくらくらする、
全身が痛い。悲鳴をあげている
累「なんの未練もなくお前たちを刻めるよ
___まずはお前からだ。」
そういうと鬼の目線は炭治郎へ。
あ「っ!!
私だけでいい!!炭治郎を殺さないで!!!!」
お願い、やめて、やめて、やめて....!!
炭「っ、」
累「血気術 ''殺目籠''」
あ「っ!!!!」
糸が炭治郎に迫っていく、
きっと私の体はとうに限界を超えている
でもそれでも、炭治郎を守りたかった。
これ以上動いたら傷が開いてもっと出血する。
死んでしまうなんて分かってた
でも____
あ「っ、!!炭治郎!!!!」
刀を持って炭治郎の方へ走った。
が、間に合わない。
目の前でまた失う恐怖が私を襲った。
お願い、これ以上私から何も奪わないで.....っ
、
あ「やめてッ、!!!!!!」
目から涙がこぼれ落ちた時。
、
、
、
、
炭「!!!!」
あ「!!!!」
目の前で糸が切れた。
いや、切れたんじゃない、斬られたんだ
だれに..... ??
なんて思ったが、
あ「 あっ、.......」
足に力が入らなくなり、倒れる、
その時だ。
、
?「俺が来るまでよく堪えた。後は任せろ」
と、倒れそうな私を支えるかのように抱き抱えた。
1114人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2019年9月14日 12時