_霹靂一閃_ ページ36
善逸side
親のいない俺は誰からも期待されない
誰も俺が何かを掴んだり
何かを成し遂げる未来を夢見てはくれない
誰かの役に立ったり
一生に1人でいいから誰かを守り抜いて
幸せにするささやかな未来ですら
誰も望んではくれない
1度失敗して泣いたり逃げたりすると
あぁ コイツはもうだめだって離れてく。
でもじいちゃんは何度だって
根気強くよく俺を叱ってくれた。
何度も逃げた俺を、
何度も何度も引きずり戻してくれた。
明らかに殴りすぎだったけど
俺を見限ったりはしなかった
善「....」
あぁ、苦しい。
Aから貰った雪の結晶のやつ使おうかな、
来て助けてくれるんだっけ?
助けてよもう。
、
、
.......やっぱ俺は1人だとなんにも出来ないんだよ、
、
なんて、思った時だった
_______
__
あ「善逸ね、よろしく!!
同じ鬼殺隊として頑張ろうね
_あなた充分強いから自信もっていいんだよ」
_____
俺は強くないよ.....なんにも出来ないの。
1人だとなんにも...
、
__
あ「善逸の危機に向かうから、もうこれで大丈夫
私はどこにでも行くから。
でもむやみに使っちゃダメよ?
善逸が1人で戦えるようにならなきゃなんだから
大丈夫。
、
_______善逸は出来る子だよ」
______
___
善「!!!!」
体が雷にうたれたような感覚がした。
.......できる。できる。
、
、
善「雷の呼吸 壱ノ型 ''霹靂一閃'' ''六連''」
___
__
炭治郎side
炭「っ!!!!」
「そこに倒れてる女の子はこの糸を切ったよ
君は斬れないんだね。」
目の前には折れた刀。
俺が未熟なせいで刀が.....!!!
炭「A....」
横には大量に失血したからであろう、
気を失ってるA。
今にでも血は止まらず、溢れている。
炭「俺がもっとはやく...!」
俺があの鬼に吹き飛ばされてここに来た時には
もうすでにAは倒れていた。
限界を超えて戦っていたんだろうきっと。
はやく、はやくしないと、失血死してしまう
それに伊之助も心配だ。早く戻らないと__
そんな時、俺に迫る糸。
炭「!!!!」
刀も折れてる、避けれない__
そう思った時。
炭「禰豆子!!!!」
俺を庇って禰豆子は傷だらけになった。
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2019年9月14日 12時