_累_ ページ34
あなたside
あ「今別に頸を斬りたいわけじゃない。
___拘束してほかの鬼の場所を聞きたいの。」
「なっ!!!」
次の瞬間、鬼の足元から急に凍り始めた。
今の鬼は氷漬け状態だ
まあほかの鬼の場所も聞かなきゃだから
上半身は手以外は氷漬けにはしなかった。
「な、なんなのよ、この氷....!!どっから....」
あ「刀を地面に指して冷気を地面に通し、
目標の敵だけを凍らす...
気づかれにくいから簡単に氷漬けにできるのよ?
と、言っても大人数がいるところだと
うまく出来ないんだけどね」
この技でいくつもの鬼の動きを封じて
頸を斬ってきた。
私自身そんな動かないから
出血が酷い今の私には最適なのだ
さっきは周りに
隊士たちがいるから使えなかったけどね
、
あ「.......で。
他の鬼はどこにいるの?」
と、刃先を頸に突き立て聞く....が
「はやくあなたたちを倒さなきゃ、
私が酷い目にあう、早く、早く、しないと!!!」
拘束されたからか焦りが募っている鬼。
見た感じやはり何かに怯えてるように見える
.....なんで?
、
あ「??? どうしてあなたが酷い目にあうの?
誰にされるの?
___あなたは何に怯えているの!?」
私がそう問いた時____
、
、
、
、
「.....この際、殺して....っ」
あ「っ.......」
大粒の涙を流す鬼。
.......どうして...??そんな顔をするの...
思わず刀を下ろした
その時だった
、
、
、
「何してるの母さん」
、
「る、累...!!」
あ「!!!」
突如現れた少年。
いつの間に.....
少年は女鬼の横へ。
そして_____
「勝てるよね?」
と、いい私の氷を糸で斬ったのだろう。
せっかく固めた氷が砕け、鬼の足元に落ちる
「....っ..」
女鬼の目が泳いでいて焦りが伝わる。
...が、追い打ちをかけるように
「はやくしないと父さんに言いつけるからね」
と、少年が言った瞬間。
「大丈夫よ!!母さんはやれるわ!!!
必ず貴方を守るから!!!父さんはやめて!!
父さんは.....!!」
あ「.....」
あぁ、これが怯えていた理由か。
「山にまた人が入ってきた。イノシシの被りものを被ったやつと額に痣がある奴らだ。
母さんはそっちに行って。...今度はやれるよね?」
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2019年9月14日 12時