_恐れ_ ページ33
あなたside
あ「もう操れるものはないわよ」
「っ.....」
なんとか鬼を怪我をしている隊士たちから
遠ざけるのに成功した。
この鬼....
ずっと隊士の人達に糸つけようとするんだもん
でも今は操れるものだって何も無い
こっからは一体一の勝負。
それに___
、
あ「あなたの他にまだ鬼はいるんでしょ」
「だからなによ!!!」
あ「すぐにあなたを終わらせて次に行くわ。
これは私の勘だけど....
あなたよりもっと強い鬼がいるはず」
この鬼じゃなくてもっと強い鬼がこの山にはいる
勘.....だけどね。
はやめにこの鬼を殺らなきゃ、隊士の人達が危ない
時間との勝負だ。
そう思い、刀を構えた。.....が。
あ「っ......」
足に力を入れてなきゃ倒れてしまいそうだ
、
そんな様子を____
「ほかの鬼も倒す!?何言ってんのよ!!!
そんな深傷を負ってるのに!!
倒せるわけないでしょ!??」
なんて、鬼に言われるがお構い無しだ
深傷.....ね
さっき隊士たちを庇ってた時に 1人の隊士が
糸にかかり操られたのを助けようとしたが
無理に接近して刀を振れば、
お構い無しに防ごうとする。
例え骨がどんな方向に曲がろうと、刺さろうと。
どうしてもそれは防ぎたかった
だから......
「わざと自分が刺されて、
相手の動きを封じるなんてね....
その隙に糸を斬り解放。
仲間思いにもほどがあるわ!!!!!」
この鬼からするとおかしなことなんだろう
人が人のために身を呈して守ることが。
でもね?
、
あ「言ったでしょ?
私少し怒ってるの。感覚なんて今ないの。」
たとえ よろめいても痛みは感じない
けどあなたは?
、
、
あ「見えない傷がありそうね、あなた。
.....何にそんな怯えているの?」
「っ!!!!」
さっきから何かに怯えているようだった。
私達をはやく殺らなきゃと焦っているような。
.....何にそんなに怯えているの?あなた。
、
私にそんなことを言われたのが図星だったのか
「!!!!!
うるさい、うるさい!!!!」
と、糸を仕掛けてくる鬼。
だからさ、あなた___焦ってるんだよ、
、
あ「氷の呼吸 参ノ型 ''月華氷面''」
そう言い刀を地面につき刺せば___
、
「なにしてんのよあんた!!!
そんなんで私が倒せるとでも___」
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2019年9月14日 12時