_那田蜘蛛山_ ページ30
あなたside
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私の歩く足は一気に止まった。
なぜなら_____
あ「こんな山入りたくないな....」
なんて言う私の前には異様な空気を放ってる山。
鎹鴉から言われた任務は
この【那田蜘蛛山】に急いで迎えとのこと。
ちょうど私がいた所から近く、早くついた。
夜だけどね。全然。
あ「ねえ鎹鴉さん 他の人もここにいるの?」
鎹鴉「カアア!タクサンノ隊士ガ中ニイル!!!」
私の頭上を飛び回りながらそう言った。
が、その言葉に引っかかった。
あ「たくさん....?」
じゃあなんで___
あ「こんなに静かなの....」
、
不気味なほど静かなのだ。
中々足が進まない
淀んだ空気。静かすぎる。ここに鬼がいるの?
、
あ「....一体この山でなにが」
なんて考えていた時だった。
、
、
、
「うわああああああ!!!!!!」
あ「!!!!!」
突如聞こえた叫び声。
きっと鬼殺隊の隊士の人であろう。
私の進まなかった足は自然と進み、
急いで山の中へ、叫び声の方への向かった。
そこには______
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、
あ「なっ.....」
「た、助けてくれ、」
「もう仲間を斬りたくない!!!!!」
「頼む、っ.....」
刀を握り同じ隊服の仲間を斬る人達だった。
今にでも目の前で同じ隊服の人が斬られ、
血飛沫が目の前であがる。
「も、もう、やめてくれ、殺してくれ...ッ」
泣きながら、私に訴えかける隊士。
あ「っ、なぜ斬り合ってるの?操られてるの!?」
見た感じ仲間で斬り合うなんて有り得ない
これはただの勘だけど、
つまりは誰かに操られている?
鬼の血気術????本体はどこ??
どうやって操られている??
必死に思考を巡らせていると___
あ「!!!!」
刀を抜き隊士の背後を斬った。
空振りに見えるかもしれないがしっかりと見えた
あ「やっぱり糸....」
月明かりに少しだけ反射した何か。
それは糸だ
....これで操っていたの?
、
「あ、ありがとう!!助かったよ!!!」
あ「あなたも隊士の背後を斬って!!!
糸があるから!!」
「わ、分かった!!!君、名前は.....」
あ「氷雪A。あなたは?」
「村田だ!!!!」
あ「頼みますね村田さん!!!」
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2019年9月14日 12時