＿目覚め＿ ページ17
あなたside
蹴っ飛ばしてスッキリした私の目の前には黒い塊。
うん、どれも同じに見える。
「鬼を滅殺し、
己の身を守る刀の鋼はご自身で選ぶのです」
？｢多分すぐ死にますよ俺は」
なんてネガティブなんだこの雀少年。
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿
＿＿
あ「はあっ、はあっ、」
炭「ごめんな、A.......」
あ「一緒に帰るって約束したでしょ、っ」
炭治郎の腕を担いで帰る帰り道。
今までの疲労なのか、一気に疲れがきた。
あ「炭治郎〜帰ったら血を〜......」
なんて言ってしまった。
炭「いくらでもあげるさっ、」
あ「やっぱいい！！！！！」
炭「俺は大丈夫だぞ？」
あ「血を飲まなくてもいいようになりたいの。
.......多少の我慢する。」
過去でまだ2回しか血は飲んでなくても
もう飲まないようにしたいのだ。私は。
我慢我慢。これぐらい。
あ「ふう.......」
それにしても.......
隊服が重いったら重い。
身体中痛いし藤襲山を降り始めた頃から
二人とも疲労がきてどうしようもない。
あ「 日が暮れちゃうなあ.......」
空を見て、
そんなことを呟きながらただひたすらに歩いた
＿＿＿＿＿＿
＿＿
'
あ「着いた.......」
炭「もう、大丈夫だ、Aありがとう、」
あ「いいのいいの、こんまんまで！」
2人で帰るんだ。あの家に。
そう思い、また1歩踏み出そうとした瞬間だ。
((ドダッ！！！！！
あ「え」
炭「あ」
目の前で飛んでいく鱗滝さんの家の引き戸。
何があったのかわからず
そのまま立ち尽くしていると＿＿＿
、
、
炭「あー！！！
禰豆子ォ、お前っ、起きたのかぁ！！！」
あ「目が覚めて.......」
目の前に現れたのは眠ってたはずの禰豆子ちゃん
起きたんだ、起きれたんだ、
禰豆子ちゃんがこっちに走ってくるのが分かる。
私達も早く向かいたいがお互いボロボロな為
そこで膝をついてしまう
あ「禰豆子ちゃ＿＿＿＿」
と、前を向くと＿＿＿
((ぎゅ
炭治郎と私を抱きしめる禰豆子ちゃん。
炭｢お前なんで急に眠るんだよォ！！ずっと起きないでさぁ！！死ぬかと思っただろうがぁ！！」
炭治郎の目から溢れるのは涙。
そりゃそうだろう2年も眠ってたのだ。
兄として、安心したのだ
そんな私たちを抱きしめるもう一つの手。
それは＿＿＿
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作者名：黒姫ユキナ
| 作成日時：2019年9月14日 12時
