＿目覚め＿ ページ2
あなたside
「ごめんなさい、ごめんなさい...っ」
＿＿だれ？どうして謝ってるの？
「私が、
Aと2人で氷を売りに行かせたから....っ」
「違う、お前のせいじゃない、はやく助けてやれなかった俺が悪いんだ...っ、すまない...」
＿＿＿＿お父さん？お母さん.......？
「私がいたから....お兄ちゃんは.....」
＿＿＿＿これは私だ.....
お兄ちゃん.......お兄ちゃんはどこ＿＿＿？
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿
＿
、
「＿＿＿！！！＿＿＿！！！」
、
あ「......ん、......」
頭に響く誰かの声。
うっすらと目を開ければ
炭「起きた.....！起きました！！！」
目の前には炭治郎。
......よかった、特に大きい怪我もしてない。
横を見れば禰豆子ちゃんは横たわっていた。
怪我もしてない それがどれほど私を安心させたか。
.......ん？
、
あ「.......あれ、私.....」
記憶が曖昧な中。
重い体を起こせば.....
冨「狭霧山の麓に住んでいる 鱗滝左近次という老人を訪ねろ。冨岡義勇に言われてきたと言え。｣
と、さっき血を飲ませてくれた人が木にもたれかかっていた。
冨「.......」
あ「ぁ、.......」
すぐさま目があった。
......言わなきゃ、
、
あ「 すいません、私思いっきり噛みましたよね、
本当にごめんなさい。」
そういい かかっていた羽織を持って
冨岡さんという人の肩にかけた。
冨「俺が好きにしろと言った」
あ「でも.....」
記憶は曖昧だが、
首元を見れば
くっきりと赤い痕が付いてるのがよく分かる
私はきっと血を飲んで
そのまんま意識を手放したんだろう。
私の体にかかっていたこの羽織はきっと
冨岡さんのものだ。
あ「炭治郎.....
私は禰豆子ちゃんとは違うけど、半分鬼なの。」
そう炭治郎に言えば＿
炭「話はおおよそ聞いたよ、」
と、私を見る炭治郎。その視線は優しいものだ。
ほんと、優しいね炭治郎。
でもね、だからこそ＿＿
、
、
、
あ「炭治郎は禰豆子ちゃんと狭霧山に向かって、
私は.......ここから1人で大丈夫だから」
これ以上は迷惑かけたくなかった。
だってただでさえ
禰豆子ちゃんで手一杯になるはずだ
半分鬼の私まで一緒に行動したら重荷になる
そうはなりたくなかった。
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作者名：黒姫ユキナ
| 作成日時：2019年9月14日 12時
