【鬼滅の刃】吸血鬼になりまして2

＿お兄ちゃん＿ ページ15

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あ「.....奥義？」



煉「ああ！」



稽古中にそんなことを言われた。



あ「奥義って...私の今の技だけじゃダメですか？」



煉「技を磨くのもいいが、
新しい技を作るのも大事なことだ！




今のAには
もっと上の事ができると俺は思っている」




あ「.....煉獄さん」



稽古を付けてもらってから結構経った。


そして自分でも成長していると感じている。


煉獄さんもそう思ってくれてるみたいだ




.....だから新技の提案をしてくれたんだろう




なんだか、

少しだけ認められてるみたいで嬉しい





あ「煉獄さんをあっと驚かせる奥義つくります！」



そう私がいえば、



煉「期待してる」


と、頭をわしゃわしゃと撫でられる。






＿＿＿＿＿＿＿



「Aは偉いなあ」


＿＿＿＿＿＿




あ「.......」



脳裏に浮かぶ兄の姿。


.....最近、兄と煉獄さんを重ねてしまう。






あ「煉獄さんは他に兄弟はいるんですか？」


煉「弟がいる！」



あ「長男なんですね....だからかな」




煉「うむ？」




あ「煉獄さんに頭撫でられたり
褒められたりすると兄を思い出して、
凄くほわほわするんです」




煉「ならばいくらでもしてやろう！！」


と、再びわしゃわしゃとされる。




あ「あ、ちょ！
やりすぎです髪がぐしゃぐしゃに！！」





頭撫でるのは下手だけどね、煉獄さん。




すると



煉「A、明日は稽古ができないから
鍛錬に励むように！！！」



あ「.....明日は任務ですか？」




煉「短期間のうちに汽車で四十人以上の人が
行方不明になっているらしくてな！！
数名の剣士を送り込んだが全員消息を絶った！
だから柱である俺が行く！！」




あ「.....そう...ですか」



四十人以上もの人が行方不明....

隊士も消息を絶ってしまう....



あ「.......」



なんだろうこの胸騒ぎは。


かつてないほどの胸騒ぎ。



あ「....煉獄さん、その任務行かなきゃですか？」


思わずそんな言葉が漏れる。



煉「当たり前だろう！！」



そうだよね、柱だもん...


でも、私の本心は.....行ってほしくない。


この胸騒ぎはなんなのだ。



あ「.......」


思わず下を向いていると



煉「心配するな」


と、再び頭をわしゃわしゃとされる



あ「ちょ、髪！！！」



....うん、きっと煉獄さんなら大丈夫。








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＿＿＿＿＿＿運命の歯車が回った瞬間だった。

＿胸騒ぎ＿→←＿怒ってます？＿

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