目覚めさせる30日目. ページ30
上鳴side
「っ…バカ野郎っ…」
口から出たのはそんな言葉だった。
「あ"！？てめえ今何いいやがった！！」
もちろん、爆豪が聞き逃すことなんてなくって
俺の耳に爆豪の声が響く。
それでも、
俺の中では…
、
、
、
、
、
「悪かったなっ…爆豪…！！！」
全部こいつに背負わせたのが、申し訳なくて、
唇を噛み締めることしか出来ないのだ。
どれだけ、自分が約立たずなのか。
「っ…」
俺だけじゃない
みんなの様子もそうだった。
爆豪に全部背負わせて、申し訳なさでいっぱい。
、
、
、
、
、
、
そう、思っていると…
、
、
、
、
「お前らだって…
寿命を使えばAを救えるって分かったら…
そうしてただろうが。」
「…爆豪…」
あいつがどんな顔して
そんなことを言ってるのかは分からない。
でも…
「……」
追い詰める俺たちのために
言ってくれたのは間違いない。
そして、
爆豪の言うとおり。
爆豪と同じ立場になってたら、
みんな…爆豪と同じことをしていた
だって、それほど…
みんな、Aのことを思ってるんだからよ
だからこんなに今、必死なってるんだからよ。
覚悟決めて、ここにいるんだもんな
、
、
、
ここまで来たんだ
希望が…たった一つの希望が…
、
今、奇跡が訪れてんだ。
、
、
こんな機会、逃すわけがない。
逃させてたまるものか。
「……」
そう、思えばすぐに…
、
、
、
「行ってくれ轟！！！」
俺が突然声をあげれば、
「上鳴…でも俺が行ったらここは＿＿」
「轟くん！！
＿＿＿＿Aを…頼む…！！」
「緑谷…」
しかし、やはりここが心配ということもあるのか、
なかなか行かない轟。
すると
「爆豪が寿命つかったんだからお前が行けば…」
と、轟が言った。
…たしかに、
寿命まで使った爆豪が行ったらいいのではないか。
俺もそう思ってしまった。
…のだが…
、
、
「あいつの中で てめえが
目覚めたか不安になってるはずだ。
……一番最初に…安心させてやれや｣
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あめ(プロフ) - ユキナさんの作品が面白すぎて深夜二時から読み始め何作も読んでしまいました…たくさん泣いて笑って楽しませていただきました！気がつけば5時間も読んでました…素敵なお話をありがとうございます！ (2月26日 6時) (
レス) id: 63fa489223 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ(プロフ) - 泣ける、、、とゆうか泣いた、、、しかも都夢蒼士って名前カッコ良すぎる、、、 (2月21日 10時) (レス) @page50 id: c2bcbcc7a7 (このIDを非表示/違反報告)
ふふ - 全私が泣いた (2023年4月13日 20時) (レス) @page50 id: bc020e7b09 (このIDを非表示/違反報告)
美羽 - 私、こういう系で初めて泣きました。深夜2時に号泣してそれからずっと見てて.....文才の塊すぎて尊敬します、！これからも小説頑張ってくださいね (2023年1月3日 21時) (レス) @page50 id: ec9644f59b (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 僕、こういう話って映画だとか漫画でも泣けなくて、小説だと泣けるんです。この話で泣けました。実はこういう話めっっさすこ。書くのめっっさヘタで笑うw (2022年10月24日 21時) (レス) id: 7d0fba99d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒姫ユキナ
| 作成日時：2018年8月8日 19時
