【鬼滅の刃】吸血鬼になりまして3

＿ごめんなさい＿ ページ22

.






あ「ぁ、伊之助......ッ」



伊之助の血が私の白い羽織を染めていく


生暖かいこの感触


脳裏に家族が殺された時が浮かんだ





あ「いや、いや.....！！！」





鼓動が早くなる




＿＿＿＿＿

【俺の手からはたくさんの命が零れた】

＿＿＿＿





あ「ッ.....」




再び頭が割れるように痛い




違う、違う、やめてよ、今は.....！！



どうしてあの鎌男が.....こっちにいるの？




だってあいつは.....




あ「！！！....宇髄さん....！」





嫌な予感がし、伊之助を屋根の上へ置き、





さっきの屋根の下を見れば




左腕が斬れ、ぐったりと倒れ込んでいる宇髄さん





毒が回りきってしまった.......？



いや、さっきの技を喰らってしまった？







私があの時足でまといだったから、




こんなことに＿＿＿＿＿＿





あ「っ.....」






どうしたらいい、



私は、私は......





まず上弦を殺らなきゃ.....



でもそれだと伊之助が助からない

今すぐにでも止血しなきゃ＿＿＿＿＿



でも伊之助を止血している時に


炭治郎と善逸があの怪我で上弦を相手できる？




私が上弦2人と戦える？勝てるの？






どうしたらいいの




どうしたらみんな死なないで生きれるの






あ「はあっ、はあっ」




呼吸が苦しくなったその瞬間。





炭「A！！！離れろ！！！」



と、炭治郎の声が耳に響いた。






あ「殺らなきゃ、私が.......！！！」





離れない。





守るって、決めたでしょ、



もう、煉獄さんの時のようにならないようにって




決めたじゃない強くなるって





炭「A！！！！！」



善「炭治郎！！！A！！危ない！！！」




あ「ぜん、いつ......ッ！！！」



そう言われ、私と炭治郎を突き飛ばした善逸。




その瞬間、帯が建物を破壊した。



落ちる瞬間が遅く感じた








炭治郎は私を庇おうとして、


善逸はそんな私と炭治郎を突き飛ばした






.......私のせいで、善逸が....



私のせいで、宇髄さんが......





ごめんね、炭治郎、伊之助





私のせいで......








.









＿＿＿＿私がもっと強かったら＿＿＿＿＿＿＿





＿＿＿＿＿＿＿＿



＿＿＿＿




＿＿









.









.









【どうしてお母さんの帯はいつもそれなの？】





....また私だ




お母さんと着物を買いに来た時だ





【＿＿この帯はね＿＿＿＿＿】

＿大切なモノ＿→←＿また守れない＿

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