二話 ページ2
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「 A、一緒に遊ぼう! 」
最近、炭治郎という男の子の友達が出来た。
彼には兄妹がたくさんいて、少し貧しいが家族を一人で養っているのだそう。
彼といるとすごく楽しかった。
彼だけは、私を沢山褒めてくれた。
悩んでるときも、泣きたいときも
全て彼が支えてくれた。
·····そんな優しい彼に恋心を抱いてしまうのは、年頃の私にはとても早かった。
「 A、俺····· 」
『 炭治郎、泣かないで 』
フワリ、と優しく抱きしめられたときはどうしようもない幸せを感じた。
それから彼といる時間は何よりの宝物に変わっていった。
「 A、この花お前に似合うと思って貰ってきたんだ 」
差し出された桃色の花は、初めて姉さん以外から貰った贈り物だった。
炭治郎はそのまま私の髪の毛に桃色の花を差し込んでくれた。
「 うん、良く似合うな 」
優しく頬を撫でる手付きに、
幸せそうに私を見るその目付きに、
満足そうに笑う炭治郎の笑顔に、
『 ···ふふ、大好き 』
私の心は満たされた。
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ねこです - もうすきです (2019年11月2日 21時) (レス) id: 1eba992f2c (このIDを非表示/違反報告)
クロユリ - おぉ!素敵な作品の予感!頑張ってください!応援してます! (2019年11月2日 17時) (レス) id: b8da7d46fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めめ 。 | 作成日時:2019年11月2日 1時