キスが呪い？【ONE PIECE】続 (ページ6)

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6、冀願ページ6

ア「ちょ、ちょっと落ち着いて、、、、あなたがなんで魔法使いかなんて知らないわよ、、、ただ、魔法使いの匂いがするって思って、、」

『ま、魔法使いの匂い、、、？私が魔法使い、、、？』

ア「まぁ最近は魔女の血が流れてても魔法を使わずに、というか魔法の呪文とかも知らずに生活してる人たちがいるってよく聞くから、その類なんでしょ、、、、あなたの親があなたに教えなかったってところでしょ、、、、」

『私のお母さんが魔法使いってこと、、、、』

ア「まぁ、、そうなるわね、、、はぁビックリした、、、あなた急に取り乱すんだから、、、もう」

『す、すいません、、、、』

ア「最近魔女仲間が居なくて退屈してたのよ〜だから思わず話しかけたのに、、、これは想定外ね、、、、あ！そうだわ！あなたにこの本貸してあげるわ」

『これは、、、？』

ア「魔術書、よ？」

『魔術書、、、、？』

ア「そうよ。これに載ってる呪文を覚えて魔法を使うのよ。た、と、え、ば」

とアリスは人差し指を私の唇に当てて

『？』

ア「意中の人を自分のものにする魔法とか？」

『〜〜〜〜！！！！』

と色っぽくウインクする。

ア「あらあらお顔が真っ赤よ？」

『結局本借りてきてしまった、、、、』

ロ「おい、お前どこ行ってたんだ」

『ええ？！！いや！！どこにも！！いや！！！！全く！』

慌てて本を背中のうしろに隠し、ダッシュでその場から離れる。

ロ「なんだあいつは、、、、」

物置部屋で本を広げてその前に正座する。

『ほんとに私って魔法使えるの、、、、、？』

ドキドキしながら最初のページを開く。

“ 魔術書

1つこの世の摂理を知ること

1つその摂理を崩すことはしないこと

1つこの魔術書を悪に使わぬこと

1つ以上の3つを永遠に守れると誓えること”

『ん、、、？手書きの文字？』

最初のページの裏に手書きで文字が書いてある。

“ この本を私が作ったのは正しき魔法を正しきことに使う、という当たり前のことを皆忘れていると思ったからです。いつからこの世では魔女や術師は悪者になってしまったのでしょうか。春に野いちごがなること、陽が出ると空が明るくなること、自然を自然のままで、私達はその中で人間が少しだけお願いできることをほかの人の代わりに自然にお願いしているだけに過ぎません。どうかそれを忘れないで

マルグレーテ・カプリ”