キスが呪い？【ONE PIECE】続 (ページ24)

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22、廃砦ページ24

ローが顔が若い男の子の首根っこを掴んで通りから出てきた。

「いや〜そういうことなら最初から聞いてくださいよ〜！その考古学者は地下に住んでるんすよ。その人はめちゃくちゃ有名な考古学者だったのに旅に出て帰って来てから変になったんす。今じゃ見るな近付くな喋るな話すなって」

『何があったのかしら』

「一応家近くまでは連れていきますけど俺も周りの目が怖いんで近くで勘弁してくだい、、、、」

ロ「近くまで来れば充分だ」

「ひ、ﾋｴｯ、、サーセン！！！」

『ローほんと何したのよ、、、』

「ここら辺っス！！それじゃ俺はここで失礼します！！！」

『ありがとね〜！！』

ニ「地下デシよね？どこかに入る場所があるんデシかね〜？」

『ここは私に任せて、、えっと、、、、“ サーチライト ”』

パラディの羽のペン先をフッと吹くとペン先から光の玉が出る。

光の玉はクルクルと回り、地面のある部分にスーッの入り込む。

ロ「お前いつの間にそんなに覚えたんだ」

『失くしたものを見つける魔法、、、これと頑固者を正直にする魔法しかまだ覚えてないんだけど、、、』

ロ「よりによってそんなのを、、、普段から整理整頓しとけば良いだろ、、、」

『良いじゃない！役に立ったわよ！！結果オーライ！！』

地面の砂や枯葉を退けると木の扉が見えてくる。

『あっこれ、、、、うぐ〜!引いても開かない、、、！』

ニ「あ、僕が入って開けるデシ」

何事もないように扉をすり抜けるニュムペー。

それを呆気に取られて見ていると内側からガチャッと音がする。

ニ「どうぞ〜」

『ありがとう！すごいよ！！』

ニ「余裕のちょいちょいデシ！」

扉の中には下へと続く階段があった。

『こんな所にほんとに人なんか住んでるの、、、？』

ニ「人の気配はするデシけどね」

ロ「俺が先に行く」

埃っぽく、至る所に蜘蛛の巣が張っている。

長い間人が通ってないような感じ、、、、

「なんだ侵入者か」

ランタンの光だけが灯る部屋が階段の下にぼんやりと浮かんでいるように見える。

その部屋の隅に、本の積み上がった机があり、その前に年老いたおじいさんが座っている。

ロ「悪いな。鍵を勝手に開けた。お前がハイラム・ビンガムか」

ビ「人が訪ねてくるのは何年ぶりだろうな。そうだが君たちはどこの誰かい？」