キスが呪い？【ONE PIECE】続 (ページ30)

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28、一華ページ30

『ほんとに木の精霊さんがいっぱいいるんだね』

ニ「食べ物は僕達が調達してくるデシからゆっくりして行ってくださいデシね！」

『こんなにほのぼのしているのに、40年に1度人をさらったりする人なんているのかな』

ビ「オーク島にはまだ謎しか無いんだ、油断しておくのは良くない」

ロ「賛成だ。あまりいい気がしない。」

『心配し過ぎだって、う゛、、、、っ』

森の中を探索していると突然何かに足を引っ張られる感覚がして足元を見る。

『あれ、なんだ、何も無いじゃん、、、、石かなんかに当たったかな、、？』

ローたちに追いつこうと前を向き直す。

ロ「お前は心配しなすぎなんだ。もっと危機感を持って行動しろ。」

『そんなことない！ローがいるから安心して来れたんでしょ！！』

何で

何で

何で

何で

それ誰、、、？

私はここにいるのに、

何で

何で

ローの隣にもう1人、「私」がいるの？

『ロー！！私はこっち！！それ、私じゃない！！！ロー！！みんな！！！私はここ！！！』

何度叫んでも誰も気付かない。

『どうなってるの？！お願い、みんな！！気付いて、、、、』

そんな泣きそうな私に、「私」が、

『可哀想』

と一言呟き、にっこり笑ってローたちと一緒に行ってしまった。

どうしたら、いいの、、、？

何が起きてるの、、、、？

「私」がにっこり笑って去っていってから体がそれ以上前に進まなくなってしまう。

私どうなっちゃったんだろう、、、、

透明人間になったみたいだ。

そして、なんだか、眠い、、、、

体が鉛のように重くなりその場にへなへなと倒れ込んでしまう。

目が閉じる寸前、アネモネに似た真っ赤な花が見えた。