絶望58 ページ9
貴方side
狛枝「いやぁ、A……こんな広い世界で、また会えるなんて本当に僕らは運命だね？」
貴方「そうね。しかも私全国ツアー終わりだよ？」
狛枝「あぁ、なんてタイミングがいいんだろう」
貴方「まだあの絶望的な子供の所にいるの？」
狛枝「第2の江ノ島盾子計画の為だよ。」
その言葉を聞くと心が飛び跳ねた。
残念ながら、盾子はどういう事か急に死んでしまったの。
あの時はとっても泣いたわ。
でも私の背中の傷、心に常に盾子はいる。
だから寂しくない。でも、第2の江ノ島盾子ができれば、またグレードアップした絶望を感じる事ができるかも…。
貴方「私も……その計画、見てみたいわ」
狛枝「君も昔親から酷い扱いを受けていたんだ。特別に喜んで受け入れて貰えるよ」
そう言われ、私は凪斗についていった。(絶対絶望少女。端折ります)
ボスらしき人は塔和モナカ。
手強そうだけれど、私の生い立ちを話し、盾子との関係を話せば快く受け入れてくれた。
半分凪斗と一緒にいる為。
そこで苗木こまる、腐川冬子という人達と出会った。
子供達の中でも空木言子という少女が、私の事を特に気に入り……お姉様と呼び慕ってくれた。
貴方「凪斗、第2の江ノ島計画……上手くいかなさそうね。私は身を引こうかしら」
理由は、塔和モナカ筆頭にこまる達にロボットで挑んだのだが……負けるとキッズの間で謎のお仕置。
仲間割れか……分からないのだけれど、こんなチマチマした事をする子達の中で江ノ島盾子は作れない。彼女を愛した私が1番わかってる。
言子「お姉様！！」
そして、お仕置から腐川冬子に助け出された言子が私の所へ逃げてきたの。
私の家は安全。
食料だってお金だってなんだってある。
貴方「言子、ごめんね。またツアーが始まるからお家を開けないといけないの」
言子「寂しいですが……早く帰ってきてください！！」
もう彼女に悪びれる様子も、私に対して裏の顔を持つ様子もなかった。普通の女の子だった。
その後も彼女を家に残しながら、ツアー以外では凪斗と共に絶望の世界を広げ続けていた。
狛枝「この絶望が希望へと変わるんだよ……楽しみだね」
貴方「そうね……」
いつしか凪斗の腕には赤い爪のついた腕…盾子の腕がついており、私は常日頃首輪を付けられて凪斗のペットになっていた。
続く (更新停止中)
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ふじ - 一気見しました！続き待ってます！ (2022年5月15日 22時) (
レス) @page1 id: 9e2b9b0702 (このIDを非表示/違反報告)
こめつぶ - すごく面白かったです続きを楽しみにしています！ (2021年12月5日 22時) (レス) @page1 id: e10c7dd1ad (このIDを非表示/違反報告)
うじっしー(プロフ) - 長い間ありがとうございます！はい！頑張りますね！ (2021年6月13日 8時) (レス) id: d3a8c31e55 (このIDを非表示/違反報告)
miki - 絶望編の前の小説から読んでいます。すごく好きです。最終回なのは悲しいですが更新頑張ってください！ (2021年6月13日 1時) (レス) id: 55c9e5673e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うじっしー | 作成日時：2021年6月13日 1時
