絶望54 ページ5
貴方side
クラスメイトからの割れんばかりの歓声が気持ちよかった。
西園寺「Aお姉の歌、めっちゃよかったよ！私泣いたもん！」
澪田「わかるっすぅ〜！同業としては負けてらんないっすよ！」
左右田「え、お前ら同業になんのか？」
雪染「まぁ、流石はAさんっ。私の優秀な生徒だわ！」
雪染先生が涙を流しながら褒めてくれるんだから、私も釣られて涙が出てきた。
狛枝「一応、彼女の良さを1番わかってるのはこの僕だからね」
終里「相変わらずキモイな！」
あぁ、私このクラスでよかった。
ほんっとに良かった。離れるのが辛くて堪らない。
雪染「ﾋｯｸ……わかってる？皆ここで殺された事になって、学園の保護リストから外されるの。」
西園寺「もう、何回も言わなくてもわかってるって！」
弐大「超高校級の絶望が学園に保護されてるなど格好がつかんからのぅ！」
段々と激しい襲撃の音が聞こえ、段々と火の匂いも近づいてきた。
雪染「ごめんね、中々先生気分が抜けなくて……」
バリィィィイン！！！！
下の階が責めいられている中、生徒同士最後かもしれない談笑。
狛枝「ねぇ、A」
貴方「何？凪斗」
彼は私の頬に触れた。
その様子に見ていた皆から「おぇ〜」という反応。
これも最後かもしれないものね。
狛枝「好きだよ……A。また必ず会おう」
貴方「うん、もちろんだよ……。私も凪斗の事……好きだよ」
凪斗は優しく微笑みながらそっと頬に触れていた手を戻して、ゆっくり教壇の方を向いた。
何だか寂しいな。
きっとこのクラスメイト全員とまた会えると思う……。
ん……？クラスメイト全員……？
貴方「えっと……誰かいたっけ……？」
何だかもう1人クラスメイト居たような気がしたけど、気の所為かな。それに、私のドレスのポケットに入ってた男の子って……誰だっけ？
雪染先生が手元に爆発スイッチを準備した。
雪染「じゃあ……皆、元気でね」
カチャッ
バコォォオオオオオンッ！！
＿＿＿＿＿＿＿
その後すぐ、生徒達の携帯に絶望アニメと絶望ソングの着信音が鳴り……生徒達の集団自決が始まった。
私は……
自ら江ノ島盾子の元へ向かった。
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ふじ - 一気見しました！続き待ってます！ (2022年5月15日 22時) (
レス) @page1 id: 9e2b9b0702 (このIDを非表示/違反報告)
こめつぶ - すごく面白かったです続きを楽しみにしています！ (2021年12月5日 22時) (レス) @page1 id: e10c7dd1ad (このIDを非表示/違反報告)
うじっしー(プロフ) - 長い間ありがとうございます！はい！頑張りますね！ (2021年6月13日 8時) (レス) id: d3a8c31e55 (このIDを非表示/違反報告)
miki - 絶望編の前の小説から読んでいます。すごく好きです。最終回なのは悲しいですが更新頑張ってください！ (2021年6月13日 1時) (レス) id: 55c9e5673e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うじっしー | 作成日時：2021年6月13日 1時
