絶望51 ページ2
貴方side
江ノ島「可哀想に…昔から恋い焦がれていた相手はアンタのこと全然好きじゃなかったんだね〜。寧ろ、厄介、邪魔、嫉妬、嫌悪の対象でしかなかったんだよ」
拘束されてる中、膝が震えて、目には涙が溜まった。
貴方「そ…そんなっ……創が…………私の事…………大嫌いなの……」
江ノ島「まぁ、そのままもう少しバラバラの写真みながら座って考えてなよ」
そう言って、江ノ島は席を外した。
酷いよ……創。
私はあなたに何か悪い事をした？
ここまで嫌われるような……。
貴方「…………」
バッ！！！！
江ノ島が出て少し経った後、拘束椅子の目の前にあるスクリーンに電源が入った。
貴方「なっ！？！？」
そこに映るのは千秋ちゃんだった。
交互に、広間のような所に集められた他のクラスメイト達が映し出される。
ザシュッ！！！
貴方「なっ！？千秋ちゃん！！！……江ノ島！！！今すぐやめて！！！！」
七海『皆の………所に……帰るんだっ……』
グサッ！！！
七海『きゃぁぁぁあ！！』
ひたすら千秋ちゃんが痛めつけられる映像だった。
なんなの……何なのこれは！！！！！！
江ノ島『Aセンパーイ！見てるぅー？？』
貴方「やめてっ！！お願いだから！！！(涙)」
江ノ島『どう？今の気持ちは。過去に無いほど絶望してる？？好きだった日向創クンには嫌われ、やっとできた友達はこのザマだもんねー！辛いよねー！絶望よねっ！』
見たくない、目を逸らしたいのに……勝手に目がスクリーンにへばりつくように見てしまう。
絶望的……絶望的すぎるよ。
なんで千秋ちゃんが……。
ザシュッ！！！
七海『ぁっ！！！』
最後にボロボロの千秋ちゃんが串刺しにされ、息絶えたところで映像は止まった。
貴方「許せない……こんなこと……」
気づけば私は瞬きせず、涙を流しながら笑っていた。
心はとても悲しいはずなのに。
江ノ島『さよなら、学級委員長……そしてめくるめく絶望の世界へようこそ。これからよろしくね。先輩達』
心の中も頭の中も全部絶望で埋めつくされ、自分では制御出来ない。何かにコントロールされているような感覚。
ガチャッ……
江ノ島「ただいま！いい感じに絶望してくれた所で、隣のレコーディングスタジオ行こっか！先輩の為に作ったんだよぉ？｣
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ふじ - 一気見しました！続き待ってます！ (2022年5月15日 22時) (
レス) @page1 id: 9e2b9b0702 (このIDを非表示/違反報告)
こめつぶ - すごく面白かったです続きを楽しみにしています！ (2021年12月5日 22時) (レス) @page1 id: e10c7dd1ad (このIDを非表示/違反報告)
うじっしー(プロフ) - 長い間ありがとうございます！はい！頑張りますね！ (2021年6月13日 8時) (レス) id: d3a8c31e55 (このIDを非表示/違反報告)
miki - 絶望編の前の小説から読んでいます。すごく好きです。最終回なのは悲しいですが更新頑張ってください！ (2021年6月13日 1時) (レス) id: 55c9e5673e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うじっしー | 作成日時：2021年6月13日 1時
