スーパーダンガンロンパ2～消え行く仲間と私の...～ (ページ47)

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４６話ページ47

ソニア「いいえ、違います！あれは顔を隠す為だけのお面ではありません！」

貴方「じゃあ、何？」

ソニア「《キラキラちゃん》ですよ！神出鬼没で人類の禁忌と呼ばれるキラキラちゃんは、正義の味方を自称するシリアルキラーで...古今東西のヒーローモノの覆面を被って、犯罪者を片っ端から殺しまくる殺人鬼さんなのです！」

日向「...」

貴方「物騒な...」

辺古山「そのキラキラちゃんと言うのは...以前にもソニアが話題にしていた殺人鬼の話だな？確かに、ここに落ちているお面もヒーローモノではあるが...」

ソニア「正確にはヒロインモノですけどね！」

辺古山「と、とにかく、小泉を殺した犯人はその殺人鬼の可能性があるというのか？」

狛枝「つまり...僕たちの中にその殺人鬼が紛れ込んでいるってこと？そういうの...何かのゲームで見たことのあるような展開だね」

日向「バカバカしい...何が殺人だよ...どうせ犯人が顔を隠すために使っただけだろ？」

貴方「でも...顔を隠すためって訳じゃないかも。だってすごく目立つしさ」

辺古山「警戒だけはしておいた方がいいのかもな。ソニアよ、そのキラキラちゃんとやらについて、お前が知っている限りを教えてくれるか？」

ソニア「輝く正義を仮面に浴びて...醜き悪の五臓六腑をぶち晒す！正・義・完・了！正義で貫く正義のど真ん中！闇夜に輝くド正義一番星！人呼んで、キラキラちゃんとは私の事だ！」

日向「そ、それはなんだ...？」

私と創は顔を見合わせる。

貴方「私は...セリフの中二臭さから...あの人の顔しか頭に浮かばなかったよ...」

(田中「クシュンッ...俺様の事を召喚したやつがいるぞおおおおお！」)

ソニア「今のがキラキラちゃんの決め台詞...らしいです。」

辺古山「正体不明の殺人鬼に...キメ台詞があるのか？」

ソニア「図書館にあった雑誌で見ました。かつて、キラキラちゃんと遭遇したジャーナリストが一人だけいたらしいのですが、あの雑誌にその言葉が原文で紹介されていたので私がそれを訳してみたのです。」

貴方「キラキラちゃんって、海外なんだね」

狛枝「殺人鬼なんかと関わるとろくなことが無いね。」

辺古山「殺人鬼もお前だけには言われたくないだろうな。」

ソニア「キラキラちゃんについて知っていることは、この程度です。お面のせいで年齢や性別すらも不明というミステリアスな存在ですので...」

なるほど...