スーパーダンガンロンパ2～消え行く仲間と私の...～ (ページ44)

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４３話ページ44

割れた花瓶の写真だった。

日向「割れた花瓶？」

七海「それって、３日目にD子がE子に見せた写真と一緒だよね？」

日向「確か...音楽室の隣の教室で割れてた花瓶だったよな...」

これもメモをする。

七海「でも、こっちの方がもっとすごいよ。」

そこで七海に見せられた写真に、俺は思わず声を失った。

日向「！？」

七海「本物の...死体写真だね。後ろにピアノがあるから音楽室みたいだよ。だとすると、これって...最初の犠牲者の写真じゃないかな？」

日向「それって、あの１日めの！？」

七海「うん...変質者の仕業になったって言う事件のね」

これもメモしておかないとな。

七海「えっと、これが最後だね。」

またも死体写真だ。

七海「これは４日目に殺されたE子の写真だろうね。」

...これがトワイライトのクリア特典...この写真が示す事実は...

トワイライトシンドローム殺人事件は本当にあったと言うことだ。

だ、だとすると...

俺たちが記憶を奪われたって話も同じように...

七海「あれ？これなんだろう？」

日向「また何かあったか？」

七海「何か、封筒にメモが入ってたんだけど...」

《トワイライトをやってみろ。ゲームオーバーになったらその後に５回下を押せば裏面に行ける。それをやれば思い出すはずだ。お前らが俺の妹に何をしたのか...》

七海「あれ...もしかすると最初にゲームをクリアしてこのクリア特典を受け取ったのって...小泉さんじゃ無かったのかも」

日向「これを小泉に送りつけて...そいつこそがクリア特典を受け取った張本人ってことか。」

この封筒...メモの俺の妹という言葉...

ここから推測してみると...あいつしかいないよな。

七海「やっぱり調べに来てよかったね」

日向「あぁ。」

とりあえず、小泉を殺したのは誰かをハッキリさせないといけない。

そしてホテル前にいくと...

狛枝「奇遇だね。日向くんに七海さん。二度あることは三度あるってやつかな？」

日向「何が奇遇だよ。お前はストーカーか？」

貴方「はぁー、バカなこと言わないで早く捜査開始しようよ。」

狛枝「分かってるって。それでさ、捜査が発展したから教えてあげようと思っただけなんだ」

Aが取られたような気がして...Aが遠くにいってしまった気がして...辛かった。

Aが俺の事で少しずつ絶望していることを知らずに。