Struggle59 ページ10
王城side
慶から今日Aと京平が2人で出掛けるって聞いてちょっと気になってた。
(伊達『尾行…するか？』)
まさかの真司の発言で皆で後をつける話になったけどそれはちょっと僕的には気が引けた。
なんか罪悪感というか……
京平はAの事好きなのかなって。
僕鈍感だから中々そういうのには疎くて気づかないけど、でもこの前の夜の公園の事を見るに慶もAを意識してるんだなとは思ってた。
だからわざわざ僕らにそんな話してきたんだと思う。
って感じで皆で後をつけたけど結局カラオケでバレちゃった。
貴方｢ば、暴露なんて私知らないもん！｣
水澄｢いーや！お前から言い出したんだぞ！｣
井浦｢約束は守らないとね…！｣
貴方｢それはっ…！水澄くんを負けさせる気だったから……その…｣
京平の好きな人を聞きたかったのかな？
王城｢誰にも言わないから言ってみて…｣
貴方｢いや、この場で言うこと時点が嫌なんだが！｣
王城｢あ、そっか……(ｼｮﾎﾞﾝ)｣
従兄弟だけどA可愛いなぁ。いいなぁ。って……小さい頃はお嫁さんにしたかった。
今はカバディに専念してるからその気持ちも昔に比べたら小さいけど、それでも……
貴方｢畦道くん、助けてください。｣
畦道｢俺も聞きたいっすー！｣
貴方｢畦道くん…許さない……｣
宵越｢ま、Aは俺みたいなエリートがいいだろ｣
井浦｢(睨)｣
はぁ……っとAが溜息を漏らした。
貴方｢まぁいっか……今はいないけど。｣
伊達｢いるから水澄に勝負を持ちかけたんじゃないのか！？｣
水澄｢なんだよそれー！！｣
貴方｢前も言ってたでしょ？過去に好きな人いるって。井浦さんは知ってると思うけど。｣
井浦｢あぁー、なんか言ってたような…？｣
貴方｢とぼけるの下手くそですか！！？｣
誰なんだろう…？
Aが中学の時に付き合ってた子かな？
あの時何でか僕すごく嫉妬してた…そういえばだけど。
貴方｢……正くんだよ///｣
え…？
王城・貴方以外｢｢はぁぁぁあ！？！？/ええええぇぇえ！？！？｣｣
みんなが叫ぶけど、僕はちょっと理解が追いついてなかった。
王城｢え？｣
貴方｢だーかーら、私が昔好きだったのは正くんだって////｣
王城｢そうだったの！？｣
喜びもあったけど驚きの方が勝ってしまった。
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作者名：うじっしー | 作成日時：2021年5月19日 1時
